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Staff Blog

更新日:2016.11.20

【オーケストラアレンジ】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
ピアノをやっている皆さん、ヴァイオリンを弾いてる方もチェロを弾くかたも、その他の楽器すべての奏者が、お世話になっているもの。それはオーケストラアレンジです。聞き馴染みのない方のために、オーケストラアレンジについて簡単にご説明致しますね!
たとえばヴァイオリ二ストがチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾きたいとします。しかし、当然オーケストラを集めるのは時間も費用もばかになりません。当然、ホールだってそれだけ大きくなきゃいけない。そういう時に、ある人は考えました。「そうだ!!オーケストラの曲をピアノように編曲すればいい!!そうしたら、なかなか弾けないはずのコンチェルトも気軽に弾けるようになる!」それで、オーケストラの曲をピアノ用に編曲することにしました。そう、これがオーケストラアレンジです!実は、ピアニストにとって、オーケストラアレンジの曲を弾くというのは、とてもメリットがあります。
まずあげられるのは、単純に仕事が増えますね笑 もちろんそれだけではなく、アンサンブルとして、ピアノ以外の他の楽器と触れ合える機会が格段に増えるということも長所としてあげることができます!
しかし、長所もあれば当然短所もある。その短所は何かというと、ピアニストにとってとても弾きにくく書かれているのです!それは当然です。なぜなら、もともとピアノのために作られた曲ではないのですから。なので私たちは、音を足したり、省いたり、、、手を替え品を替えありとあらゆることを試して、このオーケストラアレンジを弾きこなそうと努力します。
しかし、少し考えてみてください。よく、ピアノのレッスンで、「ここはホルンのような温かく、太い音で弾きなさい!」「ここはフルートが歌うように、なめらかに優しく弾きなさい!」などという言葉をよく耳にします。
これって、もしかしてオーケストラアレンジを弾くことによって学べるのではないでしょうか。なぜなら、その答え合わせがいくつものCDのなかにオーケストラの音色で眠っているのですから。このことに気付いたのはもうずいぶんと昔ですが、それからオーケストラアレンジを弾く仕事をとても喜んで引き受けるようになりました。それが、いまの自分の演奏にどれほどいい影響を与えているかは自分で客観的には把握しきれません。しかし、いつか自分の演奏で、ピアノを超えた音色をお客様にとどけられることを目標とし、精進していこうと思っております。お読みくださりありがとうございました!