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Staff Blog

更新日:2016.11.23

【僕がピアノを始めた頃の話】 ~椿音楽教室~

こんにちは♪

椿音楽教室に来られる生徒さんたち、小さい頃からピアノをやっている人、やりたいとお願いして子供のころから触れ合っている人、親に勧められて習い事の一環でやっている人、反対に大人になってから、好奇心で初めてピアノにふれた人…いろんなかたがそれぞれのピアノ人生、音楽人生を送っていることと思います。
そんな生徒さんたちのことを考えていて、ふと自分の昔に想いを馳せることがあったので、折角なのでここに書きたいと思います♪
私がピアノを始めたのは5歳の頃でした。5歳というと、幼稚園の年長の頃でしょうか。5歳というのは、音大で勉強している人達がピアノを始めた平均年齢に一番近いのではと思います。やはり、音楽を始める年齢が早ければ早いほど、上達の速度は比例していくものです。
最初に先生からいただいた曲は、ピアノランドという曲集の「どどどどドーナツ」笑 ドーナツ的な要素は一切なく、ただ「ド」をいろんなリズムで連打する曲でしたが、その頃はそれで本当に楽しかったです笑まずは、その曲やそれに似たような曲で、楽譜の読み方、音符の読み方を覚えました。
それから、私の場合は「ハノン」「ツェルニー」などは一切やりませんでした。ハノンやツェルニーは、機関銃のような速さで機械的なメロディーを演奏することで、テクニックを磨こうという趣旨の曲集です。その代わりとして、「バーナムピアノテクニック」という曲集でテクニックの勉強をしました。バーナムという曲集は、小さい子供にもわかりやすく、体の体操を連想させる曲想で、テクニックとともに音楽的なファンタジーも同時に培ってくれます。
そして、小さい頃の最も感動したことで鮮明に憶えているのは、バッハの「インヴェンションとシンフォニア」を与えて頂いた時のことです。「インヴェンションとシンフォニア」とは、バッハが練習用に子供に書いた曲で、インヴェンションは2声部、シンフォニアは3声部のポリフォニーでできた曲です。私は小さい頃からバッハが大好きなのですが、この時の出会いなくしては今の自分はなかったといっても良いと思います。バッハを勉強するということは、未来を知ることにもなると思うからです。それだけ沢山の可能性が詰まった曲なのです。
生徒さんたちも、それから自分自身も、これから沢山の新たな曲に出会うことでしょう。その時、幼い頃に出会ったとき、感じていた感動を常に保ちながら、未来に出会う曲達と向き合っていきたいですね♪
お読みくださりありがとうございました♪