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Staff Blog

更新日:2016.11.26

【光と音楽】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
今回は光と音楽の結びつきについて、思ったことを書いていこうと思っています。抽象的な表現だったり、個人的な主観でわかりづらい部分もあるかもわかりませんが、お付き合いください!最後までお読みいただけるとうれしいです!
光と一言で言っても、実際にはいろいろな光がありますよね。たとえば、太陽の燦燦とした、しかし包まれるような光、秋の涼しげな夜にやんわりと顔を出す月の光、家庭の食卓を照らす優しい白熱灯の光、クリスマスシーズンにツリーの周りで大活躍するのLEDの光、高層ビルの最上階から一望する東京の夜景、夜空を見上げると姿を現す広大な宇宙に浮かぶ星空。私たちが生きているこの世界では常に光というものが存在します。光なしでは生きていけないでしょう。
音楽のやはりその光とはきっても切れない関係にあるようです。まず、光に関する曲が数多くあります。有名なものでいえばドビュッシーの「月の光」ですよね!静かな夜と、ちょうどいい具合の風、夜空にかすむ月を、そんな場面で見ている自身の姿を曲に投影したような曲想です。そのほかにも、いろんな光からインスピレーションを受けた曲が数多く存在します。
私もピアノを弾いたり聴いたりする時、自分が出す音やほかの人が出す音に光を見出すことがあります。もちろん、それは物理的に見えるわけではありませんが、共感覚的な光を見ることがあります。なぜ、光が見えるのか、音楽と光のどこが密接に関係しているのか、言葉で表すのは不可能でしょう。
スクリャービンというロシアの作曲家は、とてつもない共感覚の持ち主でしたが、かれの音楽を聴くと音と光の必然的な結びつきの一端がなんとなくわかる気がします。たとえば、彼の作品に「24の前奏曲」というものがあります。この作品は、ショパンを尊敬していたスクリャービンが、ショパンの前奏曲を前提として書いた曲です。ぜひ、一度皆さんに聞いていただきたいです。曲調はスクリャービンにしてはとてもわかりやすく、メランコリックな感情とあふれ出す喜びが入り混じった傑作です。この曲を聴くと、もしかしてこの曲は、スクリャービンが見ていた光が折り重なって自然と出来上がったのかもしれないと思いたくなるんです。お時間があればぜひお聴きください!
「音楽と光」。どんな光でもいいです。今度何か印象的な光に出会った時、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。お読みくださりありがとうございました!