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Staff Blog

更新日:2016.11.27

【共感覚】 ~椿音楽教室~

こんにちは♪

最近僕が興味を持っている共感覚、皆さんはご存知でしょうか。とても興味深い話なのでみなさん是非読んでくださると嬉しいです!
共感覚とは、ある感覚と他のもう1つの感覚が結びついて1つの新しい感性を創り出す現象のことです。最近はよくテレビのバライティー番組でも取り上げられていますね!
例えば、暗算がとても早い人のインタビューを見たところ、どうやらその人にはすべての数字に固有の色があり、その色を混ぜ合わせて感覚的に暗算が出来るようです!どうやったら、数字と色を結びつけることができるのでしょう。それも、理屈ではなく感性としてとらえるというのです。なんとも不思議な話ですね。この、数字に関する能力が欲しいかどうかはおいておくとして、音楽の場合どうでしょうか。
僕は調性それぞれに色があると思います。それはバッハの平均律などを弾くととても感じることですが、曲の雰囲気やメロディーを超えた調性ごとの普遍的な色があると感じずにはいられないのです。音楽家の仲間たちとよくこのような話をします。人それぞれ感じている色は違っていたり、感じたことがないという人もいますし、千差万別です。
例えば、ヘ長調は黄緑、変ホ長調は暖かく深みのあるくすんだ赤、嬰ト短調は薄く発光している青色と紫色が混ざったもの、ハ長調は真っ白など…。
皆さんはどんな色を想像しますか??その色は文字通り、十人十色皆さんそれぞれが違うものを持っていると思います♪
このお話に興味を持ってくださった方には、スクリャービン作曲の交響曲第5番「プロメテウス」をおすすめします♪スクリャービンは、ロシアの作曲家で神秘和声という響きで音楽を作り出した人です。彼の曲はこの世のものとは思えないほど美しく、儚げで、しかし必ず1つ1つの音に小さな色が絶えず発光しているのが見えるような感覚を覚えます。かれは特に共感覚の強い人で、この曲では色光ピアノという楽器が採用されています!鍵盤それぞれに固有の色を当てはめており、実際に押すと音だけではなくその色も同時に会場を満たすという、なんとも奇想天外な楽器です笑 皆さんもそれぞれの色彩感やファンタジーをもう一度意識していろんな曲を聴いてみたり、弾いてみたりしてください!きっと新たな音楽の一面を見ることができ、より楽しく音楽を作り出せるようになると思います♪
お読みいただきありがとうございました♪