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Staff Blog

更新日:2016.11.29

【海外の音楽事情】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
今回は海外の音楽事情についていろいろお話していければなと思っております。わたしはヨーロッパなど多数のクラシックの本場といわれるところに言った経験があるのでそこで見聞きした経験から書かせていただきます。最後までお読みいただければうれしいです。
クラシックの本場といえばウィーンですね!ウィーンフィルハーモニーに代表されるように、様々な素晴らしいコンサートが繰り広げられているようです。しかし、ウィーンは古典クラシックの原点であるとは思いますが、現代のクラシックの本場か言われるとなかなか難しいところです。ピアニストに関していえば優秀なピアニストは圧倒的にロシア人が多い。これは紛れもない事実です。現在、ロシア人ピアニストが世界を席巻しているといってもいいでしょう。では、ロシアのピアニストが素晴らしいのなら、モスクワ音楽院が世界最高峰なのかというと、それも違うようです。今現在最もレベルの高いピアノ科を擁しているのは、おそらくハノーファー音楽大学でしょう。恐ろしくレベルの高い学校です。また、それに負けず劣らず、優秀な学校といえばジュリアード音楽院でしょう。ジュリアードはとにかく講師陣がとてつもなく素晴らしい。いま、世界中を虜にしているダニール・トリフォノフの師であるセルゲイ・ババヤンを筆頭にして世界一流の演奏家たちが講師として名を連ねています。実は、ロシア人ピアニストもその講師の中には多いのですが、アメリカのほうが圧倒的にお給料がいいんです。なので、多くの優秀なロシアピアニストがアメリカに行ってしまい、その結果ロシアのピアノ界にちょっとした空洞が空きかけているといった具合でしょう。
弦楽器で最も優秀なのはヴァイオリンではハンス・アイスラー音楽大学、チェロではクロンベルクでしょうか。その他には、韓国人の活躍もたいへん目覚ましいです。国家が総出で援助していることもあり、韓国のピアノレベルはこれからもますます伸びていくことでしょう。最近では、チョ・ソンジンという韓国人ピアニストがショパンコンクールを制覇したばかりですね。日本のレベルも、海外に通用するほど高くはなっていますが、まだ埋もれているのが現状です。いつか、日本に海外のトップレベルのピアニストやヴァイオリニスト達が留学するような日が来るとうれしいですね。そういう日が来るよう、何か自分もお役に立てるならと思っています。最後までお読みくださりありがとうございました!