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Staff Blog

更新日:2016.11.30

【音楽大学というところ】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
今回は音楽大学とはどんなところかご紹介していこうと思っております。最後までお読みいただければ嬉しいです!
音楽大学というのはドラマや映画などによっていろいろなイメージが描かれている昨今ですが、実際の中身はそこに通ったことがある経験を持ったことがある人でないと知る由もありません。謎めいた音大の内部を少しご紹介させていただきます。
まず、音楽大学が普通の大学と比べて一番違うところのひとつは男女比でしょう。おそらく、どの音楽大学でも9割がた女性が占めているのではないでしょうか。私は男ですがほとんど女子大に潜入している気分でした。科目はピアノ科、ヴァイオリン科が人数的には圧倒的な数を占めています。そのほかにも、チェロ科、声楽科、フルート科等、クラシック音楽で使われる楽器のほとんどが専攻として用意されています。
私はピアノ科だったので、ピアノ科についてお話ししたいと思います。やはり膨大な人数を擁するピアノ科の中で全員を把握することは極めて難しかったですね。ただ、どの学年にも必ず目立つ学生がいて、そういう学生はたいてい実技のほうも優秀でした。夏になると、ピティナ・ピアノコンペティションや日本音楽コンクールなど、名だたる国内コンクールが沢山開催されるので、どの学生もコンクールに向けて必死で練習します。学校の練習室では、様々な部屋から同じ課題曲が聴こえていて、それはもうカオスといってもいいでしょう!試験期間中も皆が同じ曲を練習することもありました。試験の成績上位者が出れるコンサートといったものもあるので、みな試験でいい点数が取れるように練習します。しかし才能がある程度物をいう世界でもあるので、結果としてどうしても、スクールカーストのようなものができやすい環境だともいえるでしょう。しかし、みな音楽が好きで勉強を続け、大学にまで言った変り者の集まりですから、仲良くなるのも早く、みんなで集まって音楽談議に花を咲かせることもとてもよくありました。今思うと、まわりはみんなライバルでもあり、一生連れ添うよき友だと実感しています。音楽の世界はとても狭いので、卒業してからも仕事で会う機会がとても多く、自然にそうなっていくのかもしれませんね!私はいま、心から音大に入ってよかったと思っています。音楽を心から愛する仲間たちと巡り合えたことは、私の人生にとって一生の財産ですし、ここで学んだことはいつまでも心の中に残り続けると思います。