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Staff Blog

更新日:2016.12.07

【音楽と建築】 ~椿音楽教室~

こんにちは!最近、わたしは世界の色々な建築物や存在しているの構造にとても興味を持っているので、このことから学んだ音楽と建築の関係性について記事を書きたいと思います。
みなさんは世界中にある素晴らしい建築物を生で見たことがありますか?この世の中には、素晴らしい建築物が山のようにあります。サン・ピエトロ大聖堂、タージマハル、ウェストミンスター宮殿やベルサイユ宮殿、エッフェル塔や凱旋門、東京タワーも素晴らしい建築物の1つでしょう。
私はこの中で生で見たことあるものは、東京タワーくらいですが(笑)これらの美しい建築物に惹かれた私は、写真集を買って、壮観な全体の外観から、細部の細かい装飾まで、くまなく見てみることにしました。するとどうでしょう。細部の細かな装飾や模様、よく近くで見なければ気づかないくらいの細かなおうとつ、それら1つ1つが、結果としてどれほどその壮観な外観に影響を与えているかが、とても実感することができるのです!なぜ、このような小さな小さな効果がこうまで全体に波及するのでしょうか。塵も積もれば山となるという諺がありますが、その通りなのでしょうか。色々なことを思い描いているうちに、あることに気づきました。音楽も全く同じなのだと。
演奏するうえで、ここは小さく、ここは大きく、ここはペダルを踏んで、もう一方の部分では踏まないでという具合に、大きなスパンで音楽の構成を決めること。当たり前ですが、これはとても重要なことです。そして、このことはほとんどの人が欠かさずやることでしょう。これは建築でいう、大まかな設計図に当たるでしょう。では、それをおなじように守れば、全ての人がいい演奏ができるのでしょうか。そうではありません。もっと、虫眼鏡を使ってしかわからない、音程の高低差、そこからくる音色の変化、細かな細かなディテールにこだわって初めて素晴らしい演奏が出来るのです。もちろん、その辺の公園にある砂場の上に巨大なエンパイアステートビルを建てることはできません。土台がしっかりしていないと崩れてしまうからです。しかし、いくら土台にいい土が使われていてもその上に立てるものに美意識のかけらもなければ、きっといいものは生まれないでしょう。大きな構造とちいさなディテール、そのどちらにもくまなく目を行き届かせていけば、いつの日か素晴らしい演奏を実現することが出来るのではないでしょうか。
お読みくださりありがとうございました!