今すぐ無料体験 電話で体験予約
Staff Blog

更新日:2016.12.09

【『ロシア奏法』について♪】 ~椿音楽教室~

こんにちは♪
ドイツ、フランスと続いてきましたが、最後はロシアが生んだ『ロシア奏法』について書きたいと思います♪
実はロシアという国は、最も多くの優秀なピアニストを輩出した国としても知られています、ピアノ王国といっても過言ではないのです!!1番最初に紹介しなければならないのは、やはりセルゲイ・ラフマニノフでしょう。彼の曲はピアノ協奏曲をはじめ、現在を生きるピアニストたちにとって、とても重要なレパートリーとなっています。彼の身長は190cm以上の大男といわれていましたが、特筆すべきは彼の巨大な手でしょう。普通の人達はいわゆるオクターブ(8度)やその上の9度が手の広がりの限界でしょう。しかし、ラフマニノフはなんと、13度も届いたそうです!!13度とは、真ん中のドから1オクターブ上のラまでですよ!本当に信じられません。彼の曲はとても巨大な手をフル活用した、幅の広い音程で作られています。そのおかげで、僕には弾くのがとても大変なのですが。。。笑
ラフマニノフはロシアピアニズムの源流としてあげることができますが、そのほかにも様々な伝説的なピアニストによって、少しずつ少しずつ形作られてきました。それほど、素晴らしい奏法なのです。
そんな僕も、実はロシアの奏法を勉強してきました♪とても素敵な奏法なので、是非皆さんにも知っていただきたいです♪
特徴:①重厚な音、軽く宙に浮いて行ってしまうような音、ピアノの様々な音色を出すことが可能。
②指を上げることを否定している奏法なので、筋肉を酷使することなく男女問わず最大限のポテンシャルを発揮できる。
属するピアニスト:ウラディミール・アシュケナージ、スヴャトスラフ・リヒテル、エミール・ギレリス、ミハイル・プレトニョフ、ウラディミール・ホロヴィッツ、グレゴリー・ソコロフ、ゲンリヒ・ネイガウス、エフゲニー・キーシン、ウラディミール・ソフロニツキー、サミュエル・フェインベルク
どうでしょうか??この中に皆さんがお好きなピアニストはいたでしょうか♪
ちなみに僕は、この中の殆どのピアニストが好きです…笑
人それぞれ好みは当然違いますし、それでいいと思っています♪
ただ、自分の好きなピアニストを見つけ、その人の傾向を知ることで、皆さんの目指す音楽に少しでも近づいていただければ、と思い記事を書かせていただきました!
お読みくださりありがとうございました♪