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Staff Blog

更新日:2016.12.23

【アンサンブル】 ~椿音楽教室~

こんにちは!!
今回はアンサンブルについて考えていきたいと思います!最後までお読みいただけると嬉しいです!

みなさんは、アンサンブルをしたことがありますか??アンサンブルを定義付けすると、自分以外の奏者と一緒に複数人で演奏すること。と言えると思います。アンサンブルは演奏家にとって最も楽しみなものの1つです!特にピアニストは、1人で演奏する機会が多く、やはり誰かと一緒に演奏することは、変えがたい喜びの1つです!アンサンブルは様々な形態で構成されますが、代表的なものとしては、ピアノデュオ、ピアノトリオ、ピアノ四重奏、ピアノ五重奏、弦楽三重奏、弦楽四重奏、弦楽五重奏などが挙げられるのではないでしょうか。私はピアニストなのでピアノが入る編成なら幸せの一言なのですが、弦楽器だけで構成された曲を聴いているときの寂しさと言ったら。。。このような素晴らしい曲を一生演奏することができないことを実感し、とても悲しく切ない気持ちにさせられます。でも、それは弦楽器や他の楽器の人達がピアノの曲を聴いた時に抱く感情とさほど差異はないでしょう。なのでおあいこです笑
やはり、アンサンブルをする上でとても難しいことは、単純なことですが、他人と演奏するということです。他人と自分は当然違う人間ですから、感じている音楽や持っているセンスやリズム感、ありとあらゆることが違ってきます。この違いを埋め、誰かと新しい音楽を作っていくこと。これが、アンサンブルの難しさでもあり、醍醐味でもあります。1人で弾くのとはまた一味違う音楽が見えてくる魅力は、とても素敵なものです。
私が好きな編成はやはりピアノデュオです。ピアノデュオといっても、一緒に弾く楽器はヴァイオリンやチェロ、ヴィオラやフルートなど様々です。つまり、ピアノと違う楽器で2人で弾くことを全般的にピアノデュオと言います。なぜ好きかというと、いろいろな理由がありますが、やはり2人という最小単位で演奏するので、合わせの時にとても深い議論がしやすく、音楽的に突き詰めることに挑戦しやすいということでしょうか。もちろん、大勢になればなるほど、音量も増し迫力もあがるので、そういった点は少し不満だと思う方はいらっしゃるかもしれません。しかしわたしは、何というか、あの個人的な感覚、2人という極めて個人的な営みにとても魅力を感じるのです。少しの抑揚や歌い回し、音楽の揺らぎが、たった2人の演奏から生まれ、それが素晴らしい芸術となって昇華していく。少人数ならではの魅力ではないでしょうか。
みなさんも、アンサンブルをたくさん経験し、音楽のまた違った素晴らしさを経験してくれることを願っています!