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Staff Blog

更新日:2016.11.05

【あるオーボエ講師のつぶやき~私と音楽~第29話】 ~椿音楽教室~

では前回の続きを書きたいと思います。
2度目の受験のしようとしていた私ですが、今回は、マンハイム音楽大学、ベルリン芸術大学、ベルリンハンスアイスラー、ザール音楽大学を受験しようと決めていました。
マンハイム音大先生、ベルリンハンスアイスラーの先生、ザール音楽大学の先生とは事前にコンタクトを取り、vorspiel(試し吹き、自分のレベルで受験が大丈夫なのかみさだめてもらう)をしていただきました。3つの大学の先生に聴いていただいたところ、全員に受験までレッスンしてあげるといわれました。気持ちはもう、きたーーーーーーー!!!!って感じですよ。ちょっと可能性あるかも!!でもそこで私は3人全員ではなく1人の先生だけ選らんで、レッスンを頼みました。
なんでかと言いますと、初めて電話で話した時から、会ったときに、この人が私の先生かもしれないと思ってしまったんですよ。それが、ザール音楽大学の教授だった、アーミン アウセン先生です。最初、コンタクトをとるためにメールを送ったんです。
数日後、知らない番号からの電話。
こんにちは~お嬢様~お元気ですか~。ドイツ語じゃないですよ。日本語で話してきたんですよ。
私は、え?って感じで、とりあえずビックリしました。そして、会う日程もきめてくださって、先生のもとに会いに行きました。ひとつつらかったこと、それは、ハンブルクからザールブリュッケンまでものすごく遠い事です。多分、電車で7時間ぐらいかかるんじゃないかなあ。ずっと座ってるからお尻が痛くなるし。それがつらかったですね。ものすごい朝早く家を出ないといけないですし。朝、5時とかにでていたような気がします。
ザールブリュッケンについて音楽大学の指定された場所につくと、1人のお兄さんが迎えに来てくれ、先生のもとに案内してもらいました。このお兄さんは、私が卒業するまで仲の良い友達で私のお兄さんみたいでしたよ~;)
さあ先生と初対面!
こんにちは~お嬢さん~お元気ですか?つかれた?
先生日本語を話すんです。すこしだけですけど。若いころ日本のオーケストラで吹いていたみたいです!!!!知りませんでした。当時、先生の年齢はたしか70歳ちかかったかなあ。でも、見た目も若いし、パワフルなおじいちゃん!おじいちゃんだけど、ちゃんとレッスンでオーボエを吹いてくれるし、うまかった!その時はマルチェッロのオーボエコンチェルトを吹いたんですが、しっかりレッスンもしてくれて、いろいろアイディアももらえました。
そのあと先生に、次はいつ来る?と聞かれて受験前にレッスンしてもらいましたね~レッスン代もいらないといわれ、ご飯を一緒にたべにつれていってくれたり、ケーキを食べたり、なんだか自分のおじいちゃんのように良くしていただきました。あと、先生に、大学に入ったら使うエチュードはこれだから買っておいてと言われたんですよ。その時も、きたーーーーーー!!!!って思いましたね。さあどうなる?次に続く~