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Staff Blog

更新日:2016.11.07

【~オーボエの仲間♪コールアングレ(イングリッシュホルン)~】~椿音楽教室~

さてさて、今回はオーボエの仲間、コールアングレについて紹介したいと思います。
みなさん、コールアングレをご存じですか?オーケストラですと2番オーボエの方が持ち替えて吹いたり、3番オーボエの方が吹いていて、座席はオーボエの隣です。
こちらの楽器、普段、コールアングレ、またはイングリッシュホルンと呼ばれております。あと、少し短くして、アングレといわれる時もあります。木管楽器の部類に所属し、コールアングレもオーボエと同様にダブルリードを使用します。
オーボエとの見た目の違いは、まずオーボエより大きいんです。そして、楽器の先端のベルが丸みを帯びていまして洋ナシの形をしております。そしてリードは楽器の先端にじかにつけるのではなく間に金属でできたチューブをつけて、チューブの上にリードを差し込んで演奏します。
オーボエよりも大きいうえ、少し重いので、変な吹き方をすると体を壊してしまう場合があるので注意が必要です。今はサックスのように楽器につけて首にかけられるストラップが売られていて、みなさんそれを利用されています。

コールアングレはオーボエとは違い移調楽器です。移調楽器と言われてもピンとこない人もいると思いますが、簡単に言いますと、コールアングレの楽譜を見てドを吹いても、鳴っている音はドじゃないんです。コールアングレの場合ですと完全5度低い音が出ます。だから、楽譜のドを吹きますと、鳴る音はファの音が鳴るんです。少しややこしいんですが、オーボエと指使いは一緒なので、コールアングレ用の楽譜ならばそのまま吹けばいいだけなので別にむずかしい事でもないんですよ。ただ、オーボエの楽譜とか他の楽器の楽譜ををコールアングレで吹かなければならない時は少し面倒なんですけど。。

そして、コールアングレのリードですが、オーボエと同じリードは使えません。コールアングレのリードは、オーボエのリードよりも大きいんですよ。どっちかと言うとファゴットのリードににているかな?そして私はオーボエのリードよりコールアングレのリードのほうが作りやすいと思います!そこまでストレスに感じません;)それに、コールアングレは初心者の方でも音が出しやすいんじゃないかと思います!

では、どんな音が出るのだろう?
オーボエとはまた違った、一段とまろやかになったかんじですかね。オーボエの音よりも低い音が出て、オーボエよりももっと太さのある音。私は、オーボエよりコールアングレのほうが好きなんですよね~是非コールアングレの音を聞いてみてください。
この曲ならみなさんも聞き覚えがあるんではないでしょうか?
ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より 第2楽章