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Staff Blog

更新日:2016.09.07

【~ドイツのオーケストラのオーディション事情~応募の方法】~椿音楽教室~

みなさんドイツのオーケストラのオーディション事情気になりませんか?
今回はオーディション事情を私が分かる限り書きたいと思います。
さて日本でもなかなかオーディションが開催されないという状況、ドイツではオーディションがあるのだろうか?あります。日本よりは。だって、日本より圧倒的にオーケストラの数が多いですし。でも現実的には外国人が席をとることはとても難しいんです。
ではドイツのオーディションの仕組みを話したいと思います。まず、オーディションの開催情報はインターネット、または毎月発売される、Das orchestra(ダス オーケストラ)という本がありましてこちらに最新のオーケストラ情報が掲載されます。それを音大生は毎月チェックしてオーディションに申し込みます。 しかし、たまにですが急なオーディションになりますと、掲載されない場合もありまして、コネなどからオーディションに出ることができる場合もあります。

申し込みをしただけではオーディションを受けられません。申し込みをするとその時点で書類審査に掛けられます。そこで選ばれると、招待状が届きます。そして、招待状をもらうことができた人だけがオーディションに臨む事が出来るんです。書類審査で重要視されることは、どこかのオーケストラで実習生として、またはオーケストアカデミーに所属したことがあるか?そして今まで誰に師事していたのか?年齢。年齢は30歳ぐらいになってしまいますと招待状が来にくくなってしまいます。後はそのオーケストラの方とのコネもあると思います。
良くあることなのですが、招待状をもらえなかったが、たまたま自分の先生の友達がそのオーケストラにいて電話で掛け合ってくれて、招待状がもらえたというのも良く聞きます。
私のエピソードなんですが、日本に来る前に、助教授の先生が、来週オーディションあるんだけど、招待状あげるからやりなよと言われたんです。その席は急に半年だけあいた席で、私の助教授が1番オーボエを吹いていたのでこんなチャンスが訪れたんですよ~その時、1週間前ぐらいに別のオーディションをやっていたんで、課題曲もほとんど同じだしいいじゃんということで、私に勧めてくれたんです。ドイツってこんなこともありますしなんでもありって感じですよねー:)
ドイツって短期契約とかもありますし圧倒的にオーディションの数は多いと思います!
以上、ドイツのオーディションの応募方法でした!