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Staff Blog

更新日:2016.09.17

【♪ジャン=ミシェル・ダマーズ♪】 ~椿音楽教室~

さて皆さん、今日は1人の音楽家について紹介したいと思うのですが、ジャン=ミシェル・ダマーズさんをご存じですか?もしかしたら知らない方が多いのではないでしょうか?
彼はフランスのボルドー生まれ(1928年1月28日)のとても新しい作曲家兼ピア二ストです。
お母さんがハープ奏者で、彼は小さいころから音楽の才能を発揮し、エコールノルマル音楽院(パリにある私立の音楽院、フランス政府認定の高等教育機関)を卒業し、13歳でパリ音楽院に入学しました。私の先生もパリ音楽院に早く入学してるんですが、私の先生よりも彼は早く入学していますね!!すごい!!!
ちなみに、パリ音楽院って知ってますか?音楽に詳しいかたは知ってると思いますが、パリ音楽院は音楽の高等教育機関として世界で1番歴史がある学校です。実力のあるものしか入学することができないトップクラスの学校なんですよ★
ダマーズは室内楽をはじめ器楽曲を良く作曲しております。よく見られるのがフルートを使った作品、ハープを使った作品。ん~お母さんがハープを弾く影響もあったのでしょうか?
彼が生きていた頃、その頃の音楽の主流となったのはまさに現代音楽。ドイツ語ではNeue Musik(新しい音楽)というのですが、それまでの音楽様式を否定または新しくして、無調や不協和音の使用が多くみられます。現代音楽というのは、たまに聞きやすい曲もあるんですが、ほとんどがあっと驚くようなことが起こったりもする、難しい音楽です。
しかしダマーズはその流行に乗らず新古典主義に基礎を置き美しい旋律の作品を作曲しました。

実は私も1曲だけ演奏したことがあるので是非紹介しますね。
私は学校でピアノ、フルート、オーボエ、クラリネットのカルテットのグループを組んでいたのですが、この編成の曲ってなかなかないんです。私が知る限りでは3曲で、カミーユ・サン=サーンスのデンマークとロシアの歌による奇想曲 作品79とダリウス・ミヨーのフルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのためのソナタ op47 とダマーズのフルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのための4重奏曲 ランソン・ウィルソンに です。3人とも、全員フランス人の作曲家ですね!!!
私のグループはこの3曲を全て演奏したんですが、ダマーズさんの作品は、私の中では1番スキでした。他の曲も素敵な曲なんですけど;)なんといっても旋律がすごくきれいで、映画音楽のようです!!もう書いただけでは分からないので、是非聞いてみてください~!
ジャン=ミシェル・ダマーズのフルート、オーボエ、クラリネットとピアノのための四重奏曲 ランソンウィルソンに★