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Staff Blog

更新日:2016.08.27

【左手の練習方法】~椿音楽教室~

こんにちは!今回は左手の練習方法について書いていこうと思っております。最後までお読みいただけると嬉しいです!
皆さんは、左手のいうことの効かなさにうんざりした経験はお有りでしょうか。日本人の多くは右利きだと言われています。しかし、左手も右手も両方必要で、なおかつ同時に弾かなければいけないピアノでは、右利きだから左手は弾けなくてもしょうがない!とは言ってられませんよね。どうしたら、左手をうまく使えるようになるでしょうか。まず考えることは、両手で演奏するものを片手ずつで練習する方法です。右手は弾けても左手がうまくいかないところは、左手だけで練習する方が多いと思います。この練習方法は左手が何を弾いているかを冷静に確認する方法としては非常に有効です。なぜなら、弾けないところというのは、技術的な問題よりも、なにを弾いているのか冷静に把握できてない場合が非常に多いからです。しかし、片手ずつの練習をやり過ぎることはお勧めできません。なぜなら、その練習を続けることによって両手でどう響きをつくるか、という耳が失われ、平面的な響きになってしまう恐れがあるからです。
では左手がより上達するためには、どんな練習をすれば良いのでしょう。それは、左手の為に書かれた曲を沢山弾くことがとても有効だと思います。もしかしたら、このブログを読んでいる人の中には、左手だけで弾く曲がこの世に存在することを知らなかった人もいるかもしれません。しかし、数は少ないですがとてもいい曲ばかりですよ。例えば、有名な曲をあげるとしたら、ブラームス編曲バッハ作曲「シャコンヌ」です。この曲は、バッハのヴァイオリン曲を殆どそのままピアノの左手に移したような曲で、もともとのバッハのヴァイオリンで弾かれるシャコンヌが好きな方はとてもやりがいがあるかもしれません。しかし、少し難易度が高い曲なので、初心者の方は大変かもしれません。そんな方には、スクリャービン作曲「左手の為の2つの小品作品9」をお勧めします。この曲も簡単ではありませんが、とても美しい曲でブラームスと比べても弾きやすい部類に入ると思います。
ピアノの魅力のひとつはやはり、1人で演奏を成立させることができることだと思います。左手だけの片手練習より、左手だけで美しい世界を作り出す曲を練習したほうが、音楽性、技術ともに有益ですし、やる気も出ますよね。是非一度ためしてみてはいかがでしょうか。