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Staff Blog

更新日:2016.08.28

【練習を始める時に】~椿音楽教室~

こんにちは。今回はみなさんがピアノを練習する上で、注意すべきことや意識しておくと良いことを書いていこうと思っております。最後までお読みいただけると嬉しいです。
皆さんは、練習する時にどんなことを考えながら取り組んでいますか??もちろん、その時々の演奏の出来具合により注意を向けることは変わってきますね。今回は、まず真っ新な状態からどのように練習を始めれば良いのか、そのことについて考えていきたいと思います。
私たちが曲と対峙する時、人によって様々な状況があります。例えば、全くその曲を知らないで、真っ黒な楽譜の前に立ち尽くしている時もあるでしょう。また、今までずっと聴き続けていた大好きな曲をやっと弾ける!とワクワクしている人もいるでしょう。前者と後者ではどちらが進歩のスピードが速いでしょうか。当然後者ですよね。ここは、当たり前のことなのですが、とても重要なポイントの1つだと思います。まずその曲を好きになること。これが練習を始める上で1番大事なことです。もちろん知らない曲でも、練習していくうちに好きになって行けるよう、積極的にその曲に耳を傾けることがとても大事になります。やはり、曲のイメージや自分なりのファンタジーがあればあるほど、その先に待っている細かな技術や表現に至るまで、すべてのことが上手くいきます。では、嫌いな曲を弾かなければならない場合はどうしたら良いでしょうか。これには様々な意見があると思います。嫌いな曲を弾くことはその人の精神的活動に悪影響を及ぼすという人もいるでしょう。しかし、私の場合は「この曲が嫌いだ!」という自分自身に疑いの目を向けるよう意識しています。だって、いま弾かれている曲を作った人たちは私たちよりずっと才能に満ち溢れた人たちなのですから。そのような姿勢で、曲に触れていくと少しずつ素敵な部分が現れてきます。そして、最初の出会いとは全く違う印象を、練習の先に抱くことになるのです。しかし、稀にどう頑張っても好きになれないこともあります。その時は落ち込む必要はありません。才能溢れる音楽家が作った曲に「この曲は好きじゃない!」とはっきりいえるほどの音楽的ななにかが自分の中にあるということなのです。この感情は自信になります。
練習するとき、まず何も考えずに弾き始める人は少なくないと思います。まず、それを弾く目的は何なのか。そのことを意識した上で練習に取り組む姿勢を常に忘れないよう心掛けることが、とても大事なのではないでしょうか。