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Staff Blog

更新日:2016.08.29

【脱力の重要性】~椿音楽教室~

こんにちは!今回は脱力の重要性についてみなさんと一緒に考えていこうと思っています。最後までお読みいただけると嬉しいです!
脱力が大事!!と様々な先生から色んな機会に何度も言われたことがあると思います。脱力について、なにも言われたことがない生徒さんは、もしかしたらいないのではないのでしょうか。では、何故そこまで先生たちは脱力について口を酸っぱくして言うのでしょうか。そもそも脱力とはなんなのでしょうか。か脱力とは、文字通り力を抜くということです。もしくは力を入れないという意味でしょう。演奏上の意味では、ピアノを弾く上で、力を抜き演奏することを、「脱力する」といいます。では、一体どこの力を抜けばいいのでしょう。全身すべての力を抜いてしまうと、そのまま椅子から崩れ落ち床に倒れてしまいます。ということは座る上で最低限の支えはいるということです。そのほかのどこの力を抜けば、いわゆる脱力した状態と言えるのでしょうか。まず、最初に挙げられるのは、肘です。ここがカチコチになっている人は、おそらくツェルニー30番でさえ、最後に行き着く前に腕に乳酸がたまりリタイアしてしまうでしょう。肘の力を抜くことはピアノを弾く上で基本中の基本なので、いちいち意識する必要があります。抜いているつもりでも力は入ってしまうものなのです。肘の他には、肩に力が入っていることがあります。その場合の多くは、鍵盤の中心部を弾くときに、肩を上げ無理やり腕を真ん中に持っていこうとする時に起こります。この場合は、体全体を少し左右どちらかに、その体勢に応じて動かせばすぐに解決します。肩に力が入っているときは、からだのどこかを庇っていることが多いのです。ここまでは、多くの人が知っている脱力の大前提です。しかし、もう1つ脱力しなければならない部分があります。それは、指です。指の力を抜くということは最も意識されていないことの1つなのです。もちろん、鍵盤を押さえる時に支える最低限の力は必要でしょう。しかし、そのことが原因で、過度に指に力が入っていることに気付きにくくなっていると思うのです。指に過度に力が入ると鍵盤を無理に押さえつけることになります。そうすると、ピアノの響きそのものを塞ぎこんでしまいます。肘や肩に加え、指の脱力を意識すると、音色がとても上質なものになります。是非皆さん、とても難しいことではありますが、指の脱力をすこし意識してみてください。