更新日:2016.07.15
【知的財産技能検定を受けてみた①】~椿音楽教室~
なにやら仰々しい名前の検定試験だなぁ、とタイトルを見た人は思われたことだろう。私も初めて聞いた時は全く同じ心情だった。
去る11月に私は、この知的財産管理技能検定を受験して来た。
私がこの検定の存在を知ったのは、学校の授業で当検定の受験をするための授業があったからだ。それまではその名前すらも一言も聞いたことが無かった。知的財産権の中には著作権も含まれているので、音楽家としても無視できない検定だろう。
以前、私がクリエイター志望として某ゲーム企業の座談会に行った時である。その企業で長年作曲周辺の管理業務を担う役職の方に話を聞くことが出来た。そこで座談会に参加していた学生からの「あなたたちが就職活動するまでにやっておくべきことは?」という質問に対して、彼はこうおっしゃっていた。
「作曲家たちは楽曲の権利関係の勉強もしておくべきだと思います。自分の曲がどう使われるのか、どういう契約を今後交わすのか、そういうことを知っておくのも音楽を仕事にする上で大切だと思います」
そういう経緯があったので、私は履修登録のときにこの授業を取り、勉強をして、試験を受けるまでの一連の流れを体験した訳だが、この検定がなかなかおもしろい内容だったのでここに書いてみる。