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Staff Blog

更新日:2016.07.30

【暗譜の練習①】~椿音楽教室~

こんにちは!今回はピアニストにとって必須の技術である暗譜についてみなさんと一緒に考えていきたいと思っております。最後までお読みいただけると嬉しいです!

ピアニストにとって、もっとも厄介な作業の1つである暗譜。コンサートやリサイタルをするレベルの方達から、コンクールを初めて受けてみようかなぁという方達まで、暗譜というのは平等に恐ろしいものです。なにせ、飛んでしまうと一人きりの舞台で地獄を見ることになるのですから笑
本来暗譜とはあまり意味のない技術のひとつかもしれません。確かに暗譜している状態だと、楽譜を見ている状態より音楽が頭にしっかりと入っていると言えるかもしれませんし、しっかり暗譜できている場合は自分が奏でる音楽により集中することができるといえます。しかし、仮に楽譜が目の前にあったとしても、同じくらい理解し集中することができるのならば、暗譜している状態と変わらないですし、安心感も増し、より音楽に没頭できるかもしれません。さらにいうと、本番という特殊な状況で楽譜を見ることによって、普段気づかないような発想が生まれ、より創造的になれる可能性もあります。現に、リヒテルはそのような理由から暗譜して演奏会で弾くことをやめました。