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Staff Blog

更新日:2016.07.31

【椅子の高さ①】~椿音楽教室~

こんにちは!今回はピアノを弾くときの椅子の高さについてみなさんと一緒に考えて行こうと思っております。最後までお読みいただけると嬉しいです!

みなさん、ピアノを弾くときの椅子の高さは決まっていますか??大体このくらいだろうという人が大多数なのではないでしょうか。
そもそも椅子の高さはどうやって決めるものなのでしょう。感覚でなんとなくという感じでも良いのでしょうか。
そもそもピアノを弾く動作の上で最も大切なことの1つは脱力ですよね。脱力をすることは最も大事なのですが、そもそも脱力できる環境に自分を置くことも大事ですよね。もし、脱力しようと思ってもあまりに無理な体勢だとどうしようもありません。身長や座高は人それぞれみんな違います。さらにいえば、それらが同じ人でも腕の長さがまったく違うかもしれません。なので、脱力できる環境、すなわち自分の身体的な特徴にあったベストな椅子の高さというのはあるはずです。椅子の高さを考えるときにまず最初に基準とするのはこのような部分でしょう。しかし、世界中の名ピアニストたちの動画を見ているときにどうしても腑に落ちないことがあります。それは、そこまで体型に差がないのに、椅子の高さが異様に違ったりするケースが多々あるのです。どうしてなのでしょうか。
その大きな理由の1つとして挙げられるのは、椅子の高さが変わることによって打鍵の角度が変わるということです。当然、高ければ高いほど角度は斜め下をめがけて落とすような打鍵になります。低ければ、鍵盤自体に重みをがっしり載せ、角度も直角に下ろすケースが最も多いのではないでしょうか。この差、小さいことに見えてとてつもない違いを生み出すのです。