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Staff Blog

更新日:2016.05.02

【室内楽の醍醐味②】~椿音楽教室~

自分ひとりなら自分のペースで試行錯誤出来ますが、それもなかなか難しい。しかし、そのプロセスが成功し、一体となって音楽を奏でられた時の喜びといったら、何事にも代え難いものです。本物の感動がそこにはあります。
ピアニストとして室内楽をする上でもう1つ難しい点を挙げるとすれば、やはりピアノという楽器は他の楽器に比べて特殊だということです。弦楽合奏であれば、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロなど楽器は違えど同じ弦楽器の仲間です。やはり、音色などの面でも同化しやすいと言えるでしょう。しかし、ピアノと他の楽器となるとなかなかそうもいきません。ピアノの音色や響きの感覚と、その他の楽器の響きの感覚はかなり違うものです。そのような違ったもの同士がひとつの曲を演奏するというだけで、実はとても難しいものなのです。しかし、作曲家たちは当然それを理解した上で書いています。その作曲家が想像したような音色に近いものを、他の楽器と混ぜ合わせることに成功した時、室内楽の醍醐味をひしひしと感じることができ、音楽的な幅もとても広がります。室内楽だけでしか味わえない楽しさをぜひ皆さんも感じてみてください。さらに音楽が好きになると思いますよ!