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Staff Blog

更新日:2016.05.04

【作曲家のデモテープ②】~椿音楽教室~

私個人としては、曲の数は多ければ多いほどいいと思うが、量よりも質を優先させるべきでは、と思う人間だ。というのも、デモを聴いた方から「他の曲はないの?」と言われた時にクオリティの高いストックがあるかないかで全然変わって来るだろうし、一回のデモで曲の残弾がなくなるのなら質を高く数を少なくした方がいいのではと思う。
 話が少し逸れてしまったが、ともかくそんな悩める新人作曲家の一人からデモをいただき、同じく新人作曲家である私は前述の話題のこともあり「デモを聴く」立場は貴重だな、と思いながら自宅で早速聴いてみた次第である。
 デモは基本、オーディオCD形態なので、iTunesを起動してからCDを投入してみた。
 ここでさっそく、予想外のことが起こった。……曲タイトルが、書いていない!
 当たり前といえば当たり前なのだが、iTunesは個人で焼いたCDの楽曲タイトルをわざわざ記憶しない。曲タイトルが見つからない時は「タイトル1」「タイトル2」……とナンバリングされていく。
 なんとも、タイトルがわからない状態で曲を聴かねばならないとは予想外だった。デモCDに曲情報を記したトラックシートを添付するならば話は別だが、受け手がわざわざトラックシートを見てから曲を聴くとも限らない。これは盲点であった。