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Staff Blog

更新日:2016.05.17

【世界と日本のナンセンス②】~椿音楽教室~

その1では、海外のアニメーション作品のサントラCDを、日本語版ではなく海外からの並行輸入品を仕入れたら、デザインが輸入品の方が圧倒的にかっちょよかった。……という話だった。
 さて、どういったところで日本で手を加えたサウンドトラックよりも魅力的かと言えば、日本でのサウンドトラックはいわゆる映画のパンフレットやDVDなどで宣伝用に使われるキービジュアルをそのまま転用した物で、メインキャラクターたちがそのまま映っているごく一般的なものだ。だが今回購入した本来のCDジャケットデザインは黒をイメージカラーとした背景にそのアニメ作品の象徴的なロゴが一発入っており、蓋を開けてみるとやはり背景は黒で、キャラクターはデフォルメされた赤のシルエットで統一されている。そのキャラクターがシルエットになっているのはその作品のエンディングで使われたのと一緒であるが、それにしてもしっかりCD用にデザインとレイアウトと色彩が細かく組み直されている。こちらのほうが断然シックだ。おそらく、ターゲットを子供のみに限定せず、私たちのような大人の層にも手が届くようにだろうと分析する。
 後に日本語版サウンドトラックのジャケットと見比べてみたが、やはり元の国でのジャケットの方が格好いいと主観ながらに思ったものである。どうしてこのままのデザインで日本でも販売しなかったのだろう?