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Staff Blog

更新日:2016.05.19

【ライブの裏方業務①】~椿音楽教室~

コンサートにしろライブにしろ、観客の目の届く出演者だけでは成り立たない。公演の成功には必ず、目に見えない裏方業務の存在は不可欠だ。とても、ものすごくとても大切な存在である。まさに縁の下の力持ちだ。私がそれを痛感したのは、出演者としてライブに携わることが増えてからという、ごくごく最近のだった。
 今このコラムを書いている時期にちょうど「ライブの裏方をやってほしい」という依頼が2件入った。奇遇なことにそのどちらもタイムキーパーという役目で、まさか今までやったことのないものをこの短期間に2件も入るとは想像だにしていなかった。
 タイムキーパーとは、ライブ当日のリハーサルやゲネプロ(本番を想定した通し練習のこと)の時間配分がオーバーしないように監督したり、本番の演目のキュー出しをしたりとかなり責任が大きい役柄だ。
 初めてタイムキーパーをした時は、たまたま初めてライブに参加する人も多い学生ライブであった。私も初心者、演者も初心者、PAの一部の方だけがベテラン、というとても奇妙な構図だった。
 リハではサウンドチェックや転換の動きの確認を行う。サウンドチェックとは、音のバランスの調整をすることで、観客に聞こえる音のバランスと、演者達が演奏しやすいようにモニターの音を調整する。これがとても重要で、ここがおろそかになると後々の本番のクオリティを大きく損なわれてしまう