今すぐ無料体験 電話で体験予約
Staff Blog

更新日:2016.05.22

【音楽会のエジソン】~椿音楽教室~

床に落ちていた糸くずからフィラメントという構造を思いつき、電球で夜に光を与え「発明王」と言われたのがトーマス・エジソンならば、音楽界の100年をガラリと変えた発明家は「レスポールギター」で有名なレス・ポールが挙げられるではないだろうか。
 といっても、私はもともとレス・ポールの存在をそこまで知っていたわけでもなく、数日前に「レスポールの伝説」というドキュメンタリー映画を見たことがきっかけで彼の偉業を知ったのだった。
 ギターに触っていれば一度はお目にかかったことがあるであろうギブソン社のレスポールギターの開発者であることは言うまでもないのだが、彼の一番の発明は“多重録音(オーバーダビング)”というものだ。
 今までスタジオの楽曲録音といえば、奏者全員がその場に集まり、ボタンを押して「せーの」で開始したセッションを録音していくものだった。ざっくりといってしまったが、ようは「一発録り」が当たり前で一フレーズでも失敗してしまえば全員が楽曲の頭から録り直すことになりかねない時代であった。