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Staff Blog

更新日:2016.05.24

【作曲科のデモCDその2 ②】~椿音楽教室~

その点今回私が聴いたデモは、歌モノ・インスト、オーケストラ・アイドルもの・エレクトロとジャンルはばらけていたが、全曲を通して音圧が統一されていた。これもまた聴く側に回って改めて気づいたポイントであった。
 ジャンルといえば、デモを作る上で「楽曲のジャンルは統一するべきか、様々に入れるべきか」という疑問もどこかで聞いたことがある。これは一概にどちらとも言えないのだが、専門家たちの意見を聞く限りだと「様々なジャンルを書ける作曲家が重宝される」傾向にあるようだ。アーティストと違い商業クリエイターはクライアントのオーダーに沿って作品を作ることが求められるためだ。
 なので、一番得意で聴かせたいジャンルの楽曲を先頭におき、その後のトラックは色々なジャンルを書けるアピールとしてトラックを入れる方が多いようだ。
 こうして改めてデモを聴く側に回ると、聞いてもらう立場では無かった気づきがあり新鮮であった。デモを作っているとどうしても自分の曲のアピールに集中してしまいがちだが、音楽は必ず聴き手がいて成立する。
 デモのクオリティを高めて、自分の味を込めた曲を作ったら、聴き手のストレスのないようにデモCDを収録することが、その後へ繋がりやすくなるのかもしれない。