更新日:2023.06.01
ペンタトニックスケールとは?マイナーとメジャーの違いも紹介
ギターの練習をしていくとペンタトニックスケールという言葉を耳にしたこともあると思います。この記事では、ペンタトニックスケールについて、マイナーペンタトニックスケールとメジャーペンタトニックスケールの違いや、メジャーペンタトニックスケールの練習方法についても解説していきます。
目次
ペンタトニックスケールとは何か
ペンタトニックスケールとは、5音で構成される音階のことを言います。ペンタトニックスケールの中には、マイナー・ペンタトニックスケールやメジャー・ペンタトニックスケール、民族音楽で使用されるペンタトニックスケールもあるため、それぞれの違いを抑えておく必要もあります。
音が濁りにくい
ペンタトニックスケールは、コードと合わせて弾いた際やスケール内の音を選んでコードを作成した場合に音が濁りにくい特徴があります。また、”ミ”と”ファ”のような半音の音がないため、伴奏を邪魔することもありません。
それに加えて、スケールの音は、音同士の間隔が「完全5度」になるため、不協和音になりにくいです。
アドリブに活用できる
ペンタトニックスケールは、シンプルかつ使い勝手の良いスケールであるため、アドリブに活用できます。
基本的に、ギターソロも1つのペンタトニックスケールで弾くことができます。そのほかにも、メロディからは外れた音を出すために使用したりすることも可能なため、とても便利なスケールです。
マイナー・メジャーペンタトニックスケールの違いを紹介
マイナーペンタトニックスケールとメジャーペンタトニックスケールの違いは、スケールの持つ響きの違いにあります。
AマイナーペンタトニックスケールとCメジャーペンタトニックスケールでは、同じ構成音になっているため、抑える場所も同じになっています。しかし、スケールは同じですがそれぞれのルートが異なるため、スケールの持つ響きが変わってきます。
そのため、スケールを理解することで、マイナーペンタトニックスケールとメジャーペンタトニックスケールの違いを理解することができます。
メジャーペンタトニックスケールの練習方法
メジャーペンタトニックスケールを覚えることで、ギターソロを問題なく弾けるようになります。そのため、以下では、メジャーペンタトニックスケールの練習方法を紹介していきます。
基本のポジションを覚える
まずは、メジャーペンタトニックスケールの基本のポジションを覚えましょう。メジャーペンタトニックスケールの基本のポジションは、メジャーペンタトニックスケールの構成音を1オクターブの範囲に並べたポジションになります。
音域を広げる
メジャーペンタトニックスケールの基本のポジションを覚えることができたら、ポジショニングの範囲を2オクターブに広げましょう。弦の上でポジション移動することをスライドと言いますが、スライドも基礎的な手法の1つです。
チョーキングを組み込む
メジャーペンタトニックスケールをより実践的に活用するには、チョーキングを組み込む必要があります。チョーキングを組み込むことでよりギター感が増すことが分かると思います。
また、チョーキングを組み込む際は、力を入れやすい薬指でおこなうことが多いため、まずは薬指でチョーキングを組み込むことを練習しましょう。
バリエーションを増やす
1つのポジション以外にも、メジャーペンタトニックスケールの弾けるポジションを増やせば、より表現力豊かにギターを演奏出来るようになります。
そのため、基本のポジションと合わせて練習していくことをおすすめします。
Keyを変えてみる
最後に、keyを変えてみるとよりギターの演奏が上達します。やり方も難しくなく、覚えたkeyの各ポジションをそのまま左右に平行移動することでkeyを変えられます。
keyを変える際には、前述した練習をそれぞれkeyを変えて練習してみることをおすすめします。
まとめ
ここまで、ペンタトニックスケールについてやマイナーペンタトニックスケールとメジャーペンタトニックスケールの違い、メジャーペンタトニックスケールの練習方法も紹介してきましたが、上手く理解できましたか?
ペンタトニックスケールを上手く活用することが出来れば、様々な曲でアドリブを出来るようになったり、バンドメンバーとのセッションも格段とレベルアップしていきます。
初めは、ペンタトニックスケールの基本のポジションを覚えて、好きなバンドや曲の真似をして覚えることもおすすめです。また、自分で練習していくことが難しいと感じれば、音楽教室のギターレッスンを受けることもおすすめです。
音楽教室のギターレッスンを受けることで、より効率的に上達できますし、自分に合った練習方法もアドバイスしてもらえます。
【崎元了先生監修コメント】
ペンタトニックスケールについて記事を読んでみても実際に上手く扱うことができないこともあると思います。 そんな時にレッスンを受けてみてはどうでしょうか? 貴方にあった練習方向をアドバイスさせていただきます!