三味線初心者のための基本知識や始め方まとめ! | 椿音楽教室

公開日:2021.01.12 更新日:2021.01.11

三味線初心者のための基本知識や始め方まとめ!

三味線初心者のための基本知識や始め方まとめ!

三味線といえば伝統的で敷居が高い楽器というイメージがあるのではないでしょうか。
大人になってから始めるのは遅いと思う方もいるでしょう。
しかし、三味線を始めるのに遅いということはありません。
大人でも正しい練習を続けることで、数多くの曲を弾きこなせます。
本記事では、三味線初心者におすすめの練習法や練習曲、三味線の選び方までご紹介します。

三味線はどんな楽器?

三味線という楽器の名前を知っている方は多いですが、実際に触ったことがある方は少ないのではないでしょうか。
なので、まずは三味線の特徴をお伝えいたします。

1.三味線の歴史

三味線の歴史は古く、ルーツを辿ると紀元前の中国にまで遡ります。
秦の時代に存在した弦楽器「弦鞀(シェンタオ)」が時代とともに呼び方が変わり、13~14世紀頃の明になると「三弦(サンシエン)」と呼ばれます。
その「三弦(サンシエン)」が14世紀頃の沖縄に広がり、「三線」という名前で親しまれました。
さらに、16世紀ごろになると「三線」が沖縄から日本に伝わり、改良が行われて「三味線」が生まれます。
江戸時代後半になると、三味線は日本で最もポピュラーな楽器になります。

2.三味線の構造

三味線は胴(弦をはじくところ)と棹(弦を押さえるところ)でできており、胴に棹が刺さったアコースティックギターのような構造をしています。
胴は四角い木の枠に動物の皮を張ったもので、「花林」という柔らかい木と犬や猫の皮から作られています。
一方で棹は「紅木(こうき)」という硬い木で作られており、「紅木(こうき)」は音が狂いにくいという特徴があります。

3.三味線の役割

もともと三味線は長唄の伴奏で使われることが多く、唄を引き立たせる役割をしていました。
しかし、現代ではバンドのアンサンブルの中に三味線を入れるなどさまざまな場面で活躍しています。
そのため、三味線はアイデア次第でメロディやリズム伴奏など色々な役割を果たせる楽器と言えます。

三味線の種類や弾き方

ここでは三味線の種類や弾き方について詳しく解説しますので、三味線に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

三味線の種類は3つ

三味線の種類

三味線の種類は以下の3つです。

●太棹
●中棹
●細棹

「太棹」は胴が大きくて棹が太く、3種類の中で1番迫力のある大きな音が出ます。
吉田兄弟で有名な津軽三味線、千本桜で有名な和楽器バンドはこの「太棹」が使われています。
2番目の「中棹」は民謡などで使われる三味線で、1番ポピュラーな三味線です。
一般的な三味線とは「中棹」のことで、幅広い音楽シーンで使われています。

最後の「細棹」は長唄で使われる三味線で、甲高い音が特徴です。
歌舞伎の伴奏でも使われ、舞台では甲高いながらも迫力のある音を奏でます。

三味線の弾き方

弾き方のポイントについてお伝えします。
まずは三味線の構え方です。
正座の状態で右太ももの上に三味線の胴を載せ、胴の裏側にお腹が当たらないよう胴とお腹の間に空間を作ります。
次に、棹を左手で持ち上げ糸巻きの位置が耳たぶと同じ高さにします。
その状態ができたら撥(バチ)で糸をはじいて音を出します。
糸をはじくときは力を入れず、撥(バチ)の重さを使って振り下ろすようにはじきましょう。

初心者におすすめな三味線の選び方

初心者におすすめする三味線の選び方は以下の2つです。

●初心者セットを購入
●楽器店や教室の先生に相談する

初心者セットは三味線だけでなく、撥(バチ)・予備弦・入門書など三味線を始めるのに必要なアイテムが全て揃っています。
また金額も比較的安いためまずは三味線に触れてみたいという方におすすめです。

次におすすめの選び方は、楽器店や教室の先生に相談することです。
三味線は奥が深く、胴や棹に使われる木材や皮質で音が変わります。
そのため初心者の方が1人で良い三味線を買うことは難しく、質の良くない三味線を高額で購入してしまう危険性もあります。
なので三味線に詳しくない人は、楽器店や教室の先生に相談してから購入しましょう。

三味線に必要なアイテム

三味線を弾くためには以下のアイテムも必要なので用意しておきましょう。
・撥(バチ)
三味線の弦をはじくのに使います。
主な素材は「木製」「プラスチック」「鼈甲(ベッコウ)」「象牙」などがあり、曲のジャンルなどでどの撥(バチ)を使うか変わります。
その中で「プラスチック」は幅広いジャンルに対応でき、値段も数千円のため、迷ったときは「プラスチック」にしましょう。

・膝ゴム
膝に置いて三味線が滑らないようにするためのゴム製シートです。
滑りにくいものであればどんなものでも良いのですが、舞台で使うときはなるべく目立たない色を選ぶのがおすすめです。

・指掛け
左手の人差し指と親指に掛ける薄い布です。指掛けを付けて弾くと、左手の動きがスムーズになります。

・調子笛またはチューナー
調子笛は音階が付いた笛で、吹いた音に合わせて調弦します。チューナーは三味線の音を拾って音階を示す機械です。
三味線は調弦できないと弾けないので必ず用意しましょう。

・替え糸
予備の糸です。糸は消耗品なので数本用意しておきましょう。

・駒
糸と胴皮の間に挟んで、糸の振動を胴に伝えます。
材質は主に「プラスチック」「舎利」「竹」「水牛」「象牙」があります。
曲のジャンルによって選ぶ駒が変わりますが、「プラスチック」「舎利」は幅広いジャンルに対応しています。値段は数千円です。

三味線を上達するための3つのポイント

三味線上達のためには以下の3つが重要です。

●正確なフォームを覚える
●正しい音程で演奏する
●リズム感を養う

1.正確なフォームを覚える

正確な三味線の構え方、撥(バチ)の持ち方を覚えましょう。
間違ったフォームで演奏を続けると、手首を痛める可能性があります。
それだけでなく、間違ったフォームが演奏の邪魔をして、上手く演奏できず、上達しにくくなる可能性があります。
ケガの防止や上達のためにも正しいフォームは必ず覚えましょう。

2.正しい音程で演奏する

三味線はギターと違い、フレットという音の目印がある楽器ではありません。
そのため、押さえる指の位置が少しでもずれると音程が狂い、正しい演奏ができなくなります。
音程が狂うのを防ぐためにも、糸を押さえている位置の音が何の音か常に意識し、正しい音程で演奏しましょう。
音程が分からないという方はチューナを使って、押さえている音の確認をするのもおすすめです。

3.リズム感を養う

常にリズムを意識して練習しましょう。
リズムがよれていると何の曲を演奏しているのか分からなくなります。
多少ミスタッチをしてもリズムが良かったら上手に聞こえます。
なので、リズムのよれを無くすためにメトロノームに合わせて練習し、リズム感を養いましょう。
初心者の方であれば最初はゆっくりのテンポで練習し、徐々にテンポを上げていくのがおすすめです。

三味線初心者におすすめな練習曲3選

三味線を始めたばかりの方に、初心者でも弾けるおすすめの練習曲をお伝えします。

1.さくら

「さくら」は4拍子のスローテンポで、1度は聞いたことがある日本の伝統曲です。
複雑な運指も無いので初心者の方におすすめの練習曲です。

2.島人の歌

BEGINの「島人の歌」はスローテンポかつ覚えやすいフレーズなので、
初心者でも弾きやすい曲です。
BEGINは沖縄の楽器三線で弾いていますが、三味線でも練習できます。

3.千本桜

最後に和楽器バンドがカバーしている「千本桜」を紹介します。
曲の難易度は上がりますが、スピード感もあり難しいフレーズが出てくるので、かなり練習にはなります。
スローテンポの曲に慣れた方はぜひチャレンジして下さい。

初心者におすすめな三味線の学び方

初心者におすすめな三味線の学び方
これから三味線を学ぶ方は音楽教室でプロから学ぶのがおすすめです。
ネット上には三味線に関する情報がたくさんありますが、初心者が自分で情報を取捨選択するのは難しいところ。
また、独学で練習すると間違ったフォームで弾くクセが付いてしまい上達が遅くなることもあります。
そこで、音楽教室では一人ひとりに合わせた練習方法や正しい弾き方を教えてくれるので、上達のスピードが上がります。

大人になってからでも三味線にチャレンジしよう

三味線に興味があるけど、敷居が高く難しそうと思っていませんか?
最近は三味線を習える教室も増えており、老若男女問わずさまざまな方が三味線を習っています。
無料体験レッスンしている教室もあるのでまずは悩む前に三味線にチャレンジしてみましょう。

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