ソルフェージュってなに?リトミックとの違いや効果について解説! | 椿音楽教室

2021.03.31

ソルフェージュってなに?リトミックとの違いや効果について解説!

ソルフェージュってなに?リトミックとの違いや効果について解説!

音楽教室や音楽学校などで音楽を学ぶとき、楽譜を理解して読む力を身につける練習である「ソルフェージュ」を行うことがあります。
演奏の基礎となる訓練ですが、楽器初心者やこれから音楽を勉強する人にとって、ソルフェージュは馴染みのない言葉かもしれません。

今回は、より音楽の質を上げたり音楽の楽しみ方を広げたりするときに役立つソルフェージュについて紹介します。

ソルフェージュとは?

ソルフェージュは、西洋音楽の学習において楽譜を読むことをメインに学ぶ訓練のことを指します。
楽譜の読み方だけではなく音楽理論の基礎を身につけ、音楽を奏でるときの表現力をより向上させることが可能です。

ちなみに、ソルフェージュの訓練で身につけられる能力は「ソルフェージュ能力」と呼ばれます。
音楽を奏でる人にとっては大切な能力で、音楽の専門学校へ入学するときの選考項目に含まれています。

ソルフェージュとリトミックとの違い

ソルフェージュってなに?とリトミックの違い
ソルフェージュと似たような訓練として、リトミックというものがあります。
リトミックは音楽と身体的動作を組み合わせ、感覚機能の向上や音楽の楽しさ、音感を身につける訓練のことです。

ソルフェージュとの違いがわかりにくいと感じる人もいるかもしれませんが、以下のような違いがあるため区別をして覚えておきましょう。

●ソルフェージュ
楽譜の読み方など、音楽の基礎を身につけることを通して音楽能力を向上させる訓練。より深く音楽を理解して演奏するためのもので、「音楽そのもの」が目的。

●リトミック
音楽を使って、感覚や音感を向上させる訓練。子どもが音楽遊びなどを通して、音感や人間力をつけるレクリエーションのようなもの。あくまで「人間力の向上」が目的で、音楽は1つの手段。

楽しみながら音楽に興味を持ってもらうためにリトミックを行い、ソルフェージュで本格的に音楽について学ぶという流れで子どもに音楽を教えることもあります。
それぞれの訓練の目的や意味は全く異なるため、必要に応じて最適な訓練を選ぶようにしましょう。

ソルフェージュの必要性

音楽能力を向上させるためのソルフェージュは、音楽学校では全選考で必修科目となっているほど重要視されている訓練です。
楽譜が読めて音楽経験があれば問題なく楽器を演奏できますが、なぜわざわざソルフェージュの訓練をする必要があるのでしょうか。

その理由は、ソルフェージュの訓練をすると、楽譜を正確に読み取れるようになるためです。
その結果リズムや運指、最適な表現方法が理解できるようになり、聞き手に一層伝わる演奏ができるようになるのです。

訓練内容によっても異なりますが、ソルフェージュを行うと以下のような効果が得られます。

●楽譜を日本語のようにスラスラ読めるようになる
●耳コピができるようになる
●教材に対する理解が深まる
●音やリズムを聞き取る力が向上し、ミスが減らせる
●絶対音感が身につく

上記のように、ソルフェージュ能力が身につくと音楽を学ぶストレスが減り、より音楽を楽しめるようになります。
これから音楽を学ぶという人は、ソルフェージュの訓練をしておくと、スムーズに上達できるようになるでしょう。

ソルフェージュで勉強するおもな内容

実際にソルフェージュを始めるときは、どのような内容の訓練を行っていくことになるのでしょうか。
訓練にはさまざまなものがありますが、大きく分けると以下の4つの訓練に分類されます。

1.聴音

聴音とは、音を聞いて音楽を聞く能力を身につける訓練です。
おもに耳で聞いた音楽を楽譜に書き取る練習を通して、音の高さや長さなどを判断できるようになることを目指していきます。

また、聞き取った音を実際に演奏することもあります。
聞き取る音は、単旋律から和音までさまざまです。

練習をして聴音の力を高めていくと絶対音感が身につき、日常の生活音がドレミで聞こえてくることもあります。
絶対音感を身につけて耳コピをしたい場合は、聴音の訓練が欠かせません。

2.読譜訓練

読譜訓練は、楽譜を読んで旋律をイメージし、実際に歌や楽器を奏でていく訓練です。
楽譜を読むときに音の高さやリズム、強弱などを1つずつ分離して正確に把握することで、演奏に反映できる能力が身につきます。

初めて見る楽譜を見て演奏や唱和をする「初見練習」や「新曲唱和」、リズム練習などが主な訓練内容です。
読譜訓練の訓練をすると、楽譜を見るだけで音や運指がスムーズにイメージできるようになります。

また譜面の情報を深く理解できるようになるため、楽譜が求める演奏だけではなく、楽譜に書かれていない気持ちを乗せられる演奏ができるようになるところが大きなメリットです。

3.音楽理論

音楽学校などに通うと、音楽理論の授業はソルフェージュとは別に用意されていることが多いです。
しかし、音楽理論で学んだことと実際の演奏を結びつけることも、立派なソルフェージュの訓練の1つです。

音楽の決まりごとや用語などを学べれば、よりスムーズな学習に役立ってくれます。
音程や和音、リズムの訓練を応用して、和声学や楽式論などにつながる知識を身につけていくこともあります。
音楽理論は音楽を学ぶ基礎となる知識なので、ソルフェージュを通してきちんと身につけておくといいでしょう。

4.楽曲分析

楽曲分析(アナリーゼ)は、既存の音楽をCDなどで何度も聞き取りをして、音楽の構造について分析していく訓練です。
具体的には、以下のようなことについて分析をしていきます。

●コード
楽曲に使われているコードを聞き取り、その意図や音として聞いたときの効果を分析する
●メロディ
コードとメロディの関係性を分析し、楽曲における効果を分析する
●リズム
アクセントやコードチェンジのタイミングを分析し、変調子や特徴的な小節を分析する
●曲構成
曲がどのようなパーツや展開で構成されているのか、曲にどのような仕掛けがあるのかについて分析する
●そのほか
楽譜には記載のない気持ちや表現の部分を分析する

楽曲分析は非常にレベルの高いソルフェージュの訓練です。
しっかりと訓練を行うことで表現力が高まるだけではなく、作曲力レベルを向上させることができます。

より本格的な演奏をしたい人や将来的に作曲をしたい人は、必ず行っておきましょう。

ソルフェージュがおすすめの人

ソルフェージュは、音楽を学ぶすべての人に行って欲しい訓練です。
とくに、以下の希望がある初心者は、ソルフェージュを行っておくとスムーズに楽器の練習ができます。

●何からはじめたらいいかわからない楽器初心者
●自分で楽譜を読む力をつけたい人
●リズムや音程の音痴をなくしたい人
●耳コピをしたい人
●作曲もしてみたい人

また、現在楽器を演奏している人もソルフェージュをすることで、より気持ちの込もった表現をすることができるようになります。

ソルフェージュは地道なトレーニングですが、より音楽を楽しむための土台となるものです。
ぜひ毎日の練習に取り入れてみてください。

ソルフェージュとはもっと音楽を楽しむための訓練!

ソルフェージュの訓練はスムーズな演奏能力の向上だけではなく、よりのびのびと表現するための能力を身につける手助けをしてくれるものです。
訓練をすれば今まで見えてこなかった「気づき」が発見でき、より音楽を楽しめるようになるでしょう。

ソルフェージュは独学で行うことが難しい訓練です。
効率的かつ効果的なソルフェージュを行いたい人は、ぜひ椿音楽教室までご相談ください。

初回無料の60分コースをご用意しておりますので、まずはお気軽にソルフェージュの基礎を学んでみましょう。

BLOG

TOP

Studio Search 椿音楽教室は200箇所以上の音楽スタジオでレッスンできます!お近くのスタジオを探す 自宅でレッスンが受けられる! 椿音楽教室のオンラインレッスン受付中 詳しくはこちら