更新日:2023.06.01
ピアノ初心者が上達しやすいおすすめの曲を紹介!
ピアノの演奏経験のない初心者はどんな曲から練習したら良いか分からない方も多いです。そのため、この記事では、ピアノ初心者が上達しやすいおすすめの曲や、弾き始める前にしておくべきことも紹介していきます。
目次
ピアノを弾き始める前にしておくこと
ピアノ初心者の方の中には、最初から曲の演奏に入ってしまう方もいると思いますが、最初から曲を演奏することはおすすめできませんし、大抵の方が演奏できずに挫折してしまいます。
そのため、以下では実際に、曲を弾き始める前にしておくべきことを解説していきます。
指番号を覚えよう
簡単な曲であれば、どの指を使っても演奏が可能かもしれませんが、難しい曲になると決められた指で演奏するしなくては演奏できないので、正しい指番号を覚えて演奏する必要があります。初心者の段階で変なクセが付かないように正しい指番号を覚えましょう。
ドの場所を覚えよう
ピアノの鍵盤は黒と白でできています。黒の鍵盤が2つ続いた後に、3つの黒い鍵盤が続く規則性があります。そして、最初の2つの黒い鍵盤の左下の白い鍵盤が必ず”ド”になっています。
”ド”の場所が分かれば、段々とほかの音階の場所も理解できてくるので、初めは”ド”の場所を理解して、鍵盤を見なくても分かるように手に覚えさせましょう。
楽譜の読み方を覚えよう
楽譜の読み方は、基本的に音符が上がっていれば鍵盤の右方向に、音符が下がっていれば鍵盤の左方向に弾いていきます。楽譜には音符以外にも記号などの情報がたくさんあります。
楽譜の全てを理解してから始める必要はないので、まずは特定の音符の音が何なのかを理解できるようにしましょう。
簡単な曲を見分けることが重要
ピアノ初心者の方が曲を選ぶ際には、簡単な曲を見分けることが重要です。実際に楽譜を読んで簡単な曲を見分ける方法を、以下で解説していきます。
両手の動きの差が少ない曲を選ぶ
両手の動きがバラバラだと、当然演奏は難しくなります。簡単な曲である場合には、右手でメロディーを弾いて左手の伴奏が単音だったり、シンプルなコードになっています。
ピアノの楽譜には、右手の五線譜と左手の五線譜がセットになっています。左手の五線譜は下に書かれているので、下に書かれている五線譜を読んでみて、和音の種類や音符の数が少ない曲を選べば、比較的簡単な曲を見つけられます。
音符があまり離れていない曲を選ぶ
難しい曲になると、音符が離れていて初心者にはとても演奏のできない曲になります。そのため、ピアノ初心者の方は音符があまり離れていない曲を選びましょう。
まずは、音符の離れていない簡単な曲で演奏していき、慣れてきたら難しい曲に挑戦することがおすすめですよ。
簡単なリズムやテンポの曲を選ぶ
符点音符や三連符のように、奇数の音符が多く入っている曲はリズムが難しくなりがちです。そのため、このような音符が多くある曲は避けましょう。
また、ピアノ初心者の方は速い指の動きに慣れていないので、ゆっくりと弾くことを意識してください。16音符以上の多い曲はテンポが速いので、初心者の内は避けましょう。慣れてきたら、少しテンポの速い曲に挑戦することが一番良いです。
ピアノ初心者でも上達しやすいおすすめの練習曲
実際に、ピアノ初心者でも上達しやすい曲はどのような曲なのか、4つの初心者向けの練習曲を紹介していきます。
バッハ メヌエット ト長調
この曲は、ピアノ練習曲の中でも定番と言われる曲です。ピアノ初心者の方でも聞いたことがある方も多いと思いますので、比較的簡単にリズムを掴みやすいです。
弾き方についても、指運びがシンプルになっているいるので、初心者の練習曲に向いています。同じメロディーを繰り返すので、反復練習になっていき、初心者でもすぐに弾けるようになります。
モーツァルト ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章
こちらの曲は、途中でテンポが速くなるので、初心者には難しいと思われがちなのですが、指の動きは簡単なので、スピードの速い曲に慣れたいという方におすすめの曲になっています。
左手もよく動かす必要のある曲なので、両手を使うトレーニングのために練習することもおすすめできます。
星に願いを
ディズニー映画である「ピノキオ」の代表曲が「星に願いを」です。この曲は、指運びも難しくなく、ゆったりとしたテンポの曲なので、ピアノの基本練習におすすめです。慣れてきたら、和音も同時に弾けるようにするとより上達できますよ。
アンダー・ザ・シー
上記と同じディズニー映画「リトルマーメイド」で使われた「アンダー・ザ・シー」も初心者におすすめの練習曲です。
原曲はテンポが速いので、初めはゆっくりと丁寧に弾いてみても良いかもしれません。抑揚のある曲なので、少しピアノに慣れてきた方におすすめしている曲の一つです。
まとめ
ピアノが初心者である場合に、自分の好きな曲を練習することも良いですが、その曲が難しい場合に挫折してしまう原因になるので、演奏が難しいと感じたら簡単な曲で基礎をきちんと固めてから再挑戦してみてはいかがでしょうか。
音楽の演奏は誰からもせかされることはありませんし、自分のペースでゆっくりと楽しみながら演奏していくことが上達への近道です。
この記事を監修した講師
齋藤玲奈
楽器
ピアノ/声楽
【齋藤玲奈先生監修コメント】
ピアノに興味を持つきっかけは人それぞれ違いますよね。 ただ、「ピアノを弾けるようになりたい!」と思う熱い気持ちを持って始める方がほとんどだと思います。 何事もまずは基礎からです。 ステップを踏んでいきながら自分の理想に近づいて参りましょう!