更新日:2025.03.02
【定番クラシック曲】有名なピアノの曲18選!弾けたらかっこいい曲も

ピアノの演奏にも慣れてきて、「自分の演奏できる曲の幅を広げたい」「有名な曲を演奏できるようになりたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そのような方のために、この記事では、クラシックピアノの有名な曲を17曲厳選して紹介しています。
目次
- 1 ①日本で有名なクラシック:エリーゼのために/ベートーヴェン
- 2 ②練習でおすすめ:別れの曲/ショパン
- 3 ③メロディーが美しい:月の光/ドビュッシー
- 4 ④弾けたらかっこいい:ラ・カンパネラ/リスト
- 5 ⑤定番の有名曲:子犬のワルツ/ショパン
- 6 ⑥自由に演奏したい:ユーモレスク/ドヴォルザーク
- 7 ⑦人気の高い有名曲:トルコ行進曲/モーツァルト
- 8 ⑧美しい旋律が特徴:ラベスク第1番/ドビュッシー
- 9 ⑨ノスタルジックな曲:亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル
- 10 ⑩有名な曲:愛の挨拶/エルガー
- 11 ⑪定番の名曲:カノンニ長調/パッヘルベル
- 12 ⑫明るい有名な曲:アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト
- 13 ⑬難易度の高い名曲:平均律クラヴィーア曲集第2巻第1番前奏曲ハ長調/バッハ
- 14 ⑭よい練習になる曲:愛の夢第3番/リスト
- 15 ⑮独特な雰囲気:山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 16 ⑯バレエで有名な曲:白鳥の湖/チャイコフスキー
- 17 ⑰穏やかなメロディーが特徴:ジムノペディ第1番/サティ
- 18 ⑱ドビュッシー/人形へのセレナード(子供の領分)
- 19 名曲をピアノでかっこよく弾くなら
- 20 まとめ
①日本で有名なクラシック:エリーゼのために/ベートーヴェン
1810年に作曲された「エリーゼのために」は、ベートーヴェンの数ある作品の中でも大変知名度の高い人気曲です。タイトルの「エリーゼ」が誰をさすのかは諸説ありますが、近年は「ベートーヴェンの知人の妹である可能性が高い」といわれています。
難易度は初級~中級程度で子どもでも弾きやすく、静と動のドラマチックな展開が大きな魅力です。一方で、表情豊かに演奏するには細かいテクニックが求められる曲でもあります。初心者はもちろん、熟練のピアニストにとっても弾きごたえのある曲です。
②練習でおすすめ:別れの曲/ショパン
1832年に作曲された「別れの曲」の正式名称は「エチュード集(練習曲集)第3番」です。なお「別れの曲」と呼ぶのは日本のみで、映画『別れの曲』でこの曲が使われていたことに由来すると言われています。
ショパン自身が「私の一生で、これほど美しい歌を作ったことがない」と語るほどに抒情的な曲で、後々の目標にする人も少なくありません。本来練習曲として作曲しているだけに両手の旋律とそれ以外の部分との弾き分けに高度な技術を必要とし、難易度は中級〜上級程度です。
③メロディーが美しい:月の光/ドビュッシー
「月の光」は1890年に作曲され、1905年に改訂された作品で、全4曲からなる「ベルガマスク組曲」の第3曲にあたります。映画音楽やテレビCMなどでもよく使用されており、一度は耳にしたことのある方が多いでしょう。
印象派と呼ばれるドビュッシーに相応しい、淡く繊細な月明かりを思わせる展開は、思わず聴き入ってしまう魅力があります。一方でこの曲の元々のタイトルは「感傷的な散歩」で、月明かりの美しさだけではない、複雑な感情が込められていることも伺えます。
④弾けたらかっこいい:ラ・カンパネラ/リスト
「ラ・カンパネラ」は1851年に作曲した「パガニーニによる大練習曲」の第3番にあたります。著名なピアニストのひとりであるフジコ・ヘミング氏がテレビ番組やコンサートなどで度々演奏していたこともあり、非常に知名度の高い曲です。
この曲の原曲は、バイオリニストのパガニーニ作曲「バイオリン協奏曲第2番の第3楽章」です。パガニーニは「悪魔に魂を売った」と言われるほどの超絶技巧の持ち主で、リストに多大な影響を与えました。
「ラ・カンパネラ」にも音の跳躍やトリルなどの超絶技巧が散りばめられており、難易度は最上級です。初級〜中級者の方は、難易度を下げてアレンジされた楽譜で挑戦してみましょう。
⑤定番の有名曲:子犬のワルツ/ショパン
「子犬のワルツ」は、1846〜1847年にかけて作曲されました。「子犬が自分の尻尾を追いかけるように、くるくる走り回っている様子を見て作曲した」との逸話も有名です。
軽やかでスピード感のある曲調ながら、中盤では優雅な雰囲気も味わえる、緩急のある展開になっています。難易度は中級程度で、最初はゆっくりのテンポで練習し、徐々にテンポを上げていくとミスなく弾けるようになります。
⑥自由に演奏したい:ユーモレスク/ドヴォルザーク
1884年に作曲された「ユーモレスク」は、テレビや学校などで一度は耳にしたことがある方も多い曲です。「ユーモレスク」とは、ユーモアと同じ語源であり「明るく陽気で自由な形式の楽曲」の意味を持ちます。
ドヴォルザークが、アメリカからボヘミアに帰る電車で見た光景を表しているともいわれており、リラックスできる曲調が魅力です。難易度は初級上程度で、嬰ヘ長調のためフラットは多いものの、実際に弾いてみるとさほど難しさを感じないでしょう。
⑦人気の高い有名曲:トルコ行進曲/モーツァルト
モーツァルトの代表曲の1つである「トルコ行進曲」は誰もが聞いたことのある曲です。
ピアノ教室に通って、ピアノを習う際に練習する方も多いでしょう。流れるようなリズムと明るい曲 調が印象的な曲です。
この曲は1783年に作曲されており、モーツァルトが住んでいた当時のウィーンでは、トルコ軍楽が主流であったため、その軍楽を取り入れつつも、個性を表現したこの作品が話題を集めました。
有名なメロディーの部分に注目しがちですが、左手は打楽器を表現していたりと、面白い発見がたくさんある曲です。
ぜひ、本来のトルコの行進曲と聴き比べながら、曲を紐解いてみてください。
⑧美しい旋律が特徴:ラベスク第1番/ドビュッシー
題名にある「アラベスク」は、アラビア風の曲線美を表す言葉です。このアラベスク模様をイメージして作曲した曲であるとも言われています。
先述した「月の光」と同じく、初期に作曲され、この頃のドビュッシーはモネなどの印象派画家に大きく影響を受けていました。
そのため、ただただ美しく、流れるようななめらかな旋律が特徴の曲です。
この美しい旋律に癒されてみてはいかがでしょうか。
⑨ノスタルジックな曲:亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル
「亡き王女のためのパヴァーヌ」はラヴェルの作曲したピアノ曲で、のちに自身の手で管弦楽曲にも編曲されました。
パヴァ―ヌとは、かつてヨーロッパで普及した行列舞踏のことで、この題名は 「亡くなった王女への葬送の哀歌」ではなく「昔、スペインの宮廷で小さな王女が躍ったようなパヴァ―ヌ」だとラヴェル自身が言及しています。
非常にノスタルジックで、懐かしさを感じる美しい旋律が特徴的で、セピア色の情景が浮かぶような曲です。
⑩有名な曲:愛の挨拶/エルガー
この曲は1888年に作曲されており、エルガーが婚約者に贈った曲とされています。
その婚約者とは、身分の差や宗教の違いから周りからは認めてもらえず、反対を押しきって結婚したのでした。
そういった背景を知った上で演奏すると、よりロマンティックで優美な表現ができるかもしれませんね。
エルガー自身によって、ヴァイオリンとピアノでの演奏用に編曲もされているので ヴァイオリンを弾ける友人と一緒に演奏を楽しめるようになるかもしれませんね。
⑪定番の名曲:カノンニ長調/パッヘルベル
パッヘルベルの作曲した「カノンニ長調」も聞いたことのある方が多い有名な曲です。
クラシックピアノの名曲集には、必ずと言っても良いほど収録されていることの多い曲でもあり、卒業式ソングとしても親しまれています。
この曲を作曲したパッヘルベル自信は、あまり有名ではありません。しかし、オルガン奏者としても評価が高く、多くの曲を作曲したと言われています。
⑫明るい有名な曲:アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト
モーツァルトの作曲した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も聞いたことのある方が多い有名な曲です。
この曲はモーツァルトの曲の中でも特殊で、モーツァルトの死後に人気を集めた曲なのです。モーツァルトの曲のほとんどは生前の間から人気を集めていましたが、この曲はモーツァルトの死後、36年後に出版されました。
また、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は5楽章の作品ですが、第2楽章の楽譜が見つかっておらず、一般的に4楽章で演奏されます。
⑬難易度の高い名曲:平均律クラヴィーア曲集第2巻第1番前奏曲ハ長調/バッハ
バッハの作曲した「平均律クラヴィーア曲集第2巻第1番前奏曲ハ長調」は、クラシック音楽の愛好家の間でも人気のある有名な曲です。
しかし、曲名にある「平均律クラヴィーア曲集」という言葉の意味が分からずに、何となく避けてきた方も多いでしょう。「平均律」とは調律法の1つで、曲の中で調性を変更しても、美しく響かせることのできる調律の仕方です。
そのため、バッハの高い作曲技術の詰まった曲の1つであると理解できるでしょう。
⑭よい練習になる曲:愛の夢第3番/リスト
もともとは歌曲として作曲したものを、自身でピアノ独奏に編曲しました。
流れるような伴奏に、美しい旋律が調和したロマンティックな楽曲です。
伴奏と言えば左手、旋律は右手、と考えがちですがこの曲の各所では、左手で旋律を演奏します。
普段旋律を弾きなれていない左手で旋律を演奏するのは意外と難しく、とても良い練習になります。
左手で、心地よい低音を響かせることを意識して練習してみてください。
⑮独特な雰囲気:山の魔王の宮殿にて/グリーグ
曲名だけ聴くと、ピンと来ないかもしれませんが、1度は聴いたことがある曲ではないでしょうか。
この曲は組曲「ペール・ギュント」のうちの1曲で、 もともとは管弦楽曲ですがグリーグ自身がピアノ独奏用に編曲しました。
山の魔王とは、妖精トロールの王のことであり、主題の旋律が低音部から響いてくる様は、トロールの王が大きな体でのそのそと近づいてくるような怪しげな雰囲気をまとっています。
他にご紹介した曲とは全く雰囲気の異なる面白い曲です。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
⑯バレエで有名な曲:白鳥の湖/チャイコフスキー
チャイコフスキーの作曲した「白鳥の湖」も多くの人々に愛されている曲です。バレエで使用されることも多いことで有名ですよね。
この曲は当時、「ピアノ協奏曲第1番」で人気を博していたチャイコフスキーに、ボリショイ劇場がバレエ作品として、制作を依頼した曲です。
劇の原作がドイツの童話であり、劇で使用されていた曲であるため、より情景を思い浮かべやすい曲です。
⑰穏やかなメロディーが特徴:ジムノペディ第1番/サティ
サティの作曲した「ジムノペディ第1番」も人気のある曲で、聞いたことのある方も多いかもしれません。しかし、この曲名や作曲者の名前を知らない方も多くいるでしょう。
この曲は3つあるジムノペディの曲集にある曲の1つですが、その曲すべてで「Lent(ゆっくり)」という速度記号を使っており、穏やかなリズムで幻想的な印象を与えます。
特に、この曲のLentについては「ゆっくりと苦しみを持って」と指示されており、 穏やかながらもどこか寂しい雰囲気をまとっています。
サティの独特の世界観を感じながらぜひ演奏してみてください。
⑱ドビュッシー/人形へのセレナード(子供の領分)
1906年に作曲された「人形へのセレナード」は、ドビュッシーが愛娘のために作曲した「子供の領分」の3曲目です。人形が軽やかに踊っているかのような、細やかなリズムと繊細な音色が特徴です。
中国の磁器人形をモチーフにしていて、音階にも東洋的な要素が取り入れられており、ドビュッシー本来の美しい和声との融合も聴きどころです。一見シンプルで弾きやすそうなメロディながら、繊細なタッチが要求される曲でもあり、難易度は上級とされています。ただし、人によってはそこまで難しく感じない場合もあります。
名曲をピアノでかっこよく弾くなら

いろいろなピアノの曲を弾けるようになりたいと考えているのなら、音楽教室に通うことをおすすめします。
上記で紹介したように、有名なクラシックピアノの曲だけでもたくさんあります。しかし、そのすべての曲を演奏できるようになるには長い時間をかけて練習する必要があるでしょう。
独学で練習をしていく場合には、その長い時間の練習を続けるだけの高いモチベーションが必要になりますし、間違った練習法をしていたとしてもそれに気づく術がありません。音楽教室に通えば、客観的なアドバイスをもらうこともでき、モチベーションの保ち方なども教えてくれることもあるでしょう。
また、音楽教室に通うなら「椿音楽教室」がおすすめです。椿音楽教室では、プロのピアニストがマンツーマンでレッスンをおこなっており、全国200ヵ所以上にある音楽スタジオでレッスンを受けることができます。
体験レッスンやオンラインレッスンもおこなっているので、一度参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事を読んで、気になるクラシックピアノの曲は見つかりましたか?
たくさんある曲の中から何を選べばよいのかわからない方に、少しでも参考になれば幸いです。
練習する際には、まずは継続することと楽譜通りに正しく弾くことを心がけましょう。それにより、技術も向上しさらに弾ける曲が増えていきます。
ぜひ、ご自身のペースでピアノライフを楽しんでください。
この記事を監修した講師
中尾千聡
楽器
ピアノ



【中尾千聡先生監修コメント】
コラムに紹介した曲は、もちろんその曲だけ独立しているものもありますが、 組曲のうちの一曲だったり、またはピアノソナタの楽章のひとつだったりするものも含まれています。今回ご紹介した曲を入り口として、ぜひその他の曲にも興味を持っていただければ幸いです。