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Staff Blog

更新日:2023.07.05

鼻腔共鳴のやり方を解説!マスターするメリットやコツ・上手な歌手も紹介

鼻腔共鳴のやり方を解説!マスターするメリットやコツ・上手な歌手も紹介

「鼻腔共鳴ってどうやってやるの?」「なかなかイメージがつかめなくて苦戦している…」

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

鼻腔共鳴をマスターすると表現の幅が広がり、歌が上手く聴こえるようになります。ぜひ習得して、憧れの歌手のように歌いたいですよね。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

  • 鼻腔共鳴のやり方
  • 鼻腔共鳴のコツ
  • 鼻腔共鳴によるメリット
  • 鼻腔共鳴がうまい歌手

鼻腔とは?

鼻腔とは、鼻の奥の空間を指します。具体的には、口腔内の上側、または顔の真ん中あたりです。ワサビやミント系の食べ物で鼻がツンとしたり、スースーする感覚を思い出すと分かりやすいでしょう。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。この記事を読めば、鼻腔共鳴をマスターするポイントだけでなく、効率的に習得できる方法が分かります。ぜひ最後までお読みください。

鼻腔共鳴のやり方は、下記の3ステップでおこないましょう。1つずつ解説します。

①ハミングで音階を練習する

ハミングは口を閉じて鼻で歌うことで、いわゆる鼻歌です。
ハミングする際に両手の人差し指を軽く鼻の上に当てて、プルプルと響きが指に感じられたらOKです。

ハミングは鼻が震えやすいため、鼻腔共鳴の感覚が掴みやすいと言われています。練習の際、音程を気にする必要はありません。

まずは鼻歌で「ドレミファソラシド」を出しながら、鼻腔が震える感覚を覚えるのがポイントです。

②ハミングで歌う

ハミングで歌う曲は、好きな歌手や歌いやすさで選んでも問題ありません。

ハミングで鼻腔共鳴をしながら、音程を取れるようになるまで繰り返し練習するのがおすすめです。焦らずにゆっくり時間をかけて練習しましょう。

③鼻腔共鳴を意識しながら発声練習をする

ハミングで歌えるようになったら、鼻腔共鳴を意識して母音の発声練習をします。

具体的には「イ→エ→ア」の順番で発声をおこなうと、鼻が震える感覚をつかみやすいです。最初は「イ」できるようになったら「エ」と、段階を踏んで練習するのがおすすめです。

鼻腔共鳴をマスターする3つのコツ

鼻腔共鳴をマスターするコツを3つ紹介します。

上手くできない人は、ぜひ参考にしてみてください。

①喉の力を抜いてリラックスする

喉に力が入っていると、鼻腔に音が響きません。力を抜くためには、喉を開くようにするのがポイントです。

具体的には軟口蓋(なんこうがい・上顎の奥にあるやわらかな粘膜部分)を上げて、舌の付け根とあごを下げます。

喉を開くと自然に力が抜けて、声が響きやすくなります。

②声帯を閉じて歌う

鼻腔共鳴は鼻の奥の空間を響かせるため、声帯を閉じるのがポイントです。声帯の開け閉めをコントロールできるようになると、響きのあるきれいな声が出せます。

息を吸った後に吐き出しながら喉の奥で一瞬止めると、声帯が閉じたときの感覚がつかめます。

できない場合は「あ」に濁点がついたエッジボイス(声帯を閉じた状態で出せる声)を、一定の大きさで練習するのがおすすめです。

③腹式呼吸を意識する

腹式呼吸は横隔膜を使用するため、喉に力が入りにくく鼻腔共鳴がしやすいとされています。

人間は皆寝ている時、またリラックスしている時自然に腹式呼吸になっているため難しいと感じる場合は仰向けになった状態から息を吸い、へこませるように口から息を吐きます。コツがつかめない内は、お腹に手を当てながら確認すると分かりやすいです。

腹式呼吸は歌を歌うために必要不可欠なので、ぜひマスターしましょう。

鼻腔共鳴による5つのメリット

鼻腔共鳴をマスターする5つのメリットは、下記の5つです。
1つずつ見ていきましょう。

①美しく響きがある声で歌える

鼻腔共鳴は音が良く響くため、美しい歌声で歌えるようになります。

お風呂で歌を歌ったり、カラオケでエコーを多めに調整したりすると、歌が上手く聴こえますよね。理由は、音が良く響いて声が豊かに聴こえるからです。

鼻腔共鳴は特に高音がきれいに出せるため、苦手な人は身につけるのがおすすめです。

②声量が大きく聴こえる

鼻腔共鳴をマスターすると声の響きがアップするため、声量が大きく聴こえます。また声の通りが良くなり、マイクに音が乗りやすくなる点もメリットです。

また、無理に大きな声を出したり、叫んだりする必要がなくなるため、体力的な負担も少ないです。

③喉を痛めにくくなる

鼻腔共鳴は無理をしなくても大きな声が出せるようになるため、喉を痛めずに済みます。喉を痛めなければ、総合的に歌を歌うときの負担が少なくなるでしょう。

「数曲歌っただけなのに喉が痛くなる」「歌を歌うとすぐ疲れてしまう」という方は、鼻腔共鳴をマスターすると解消される可能性があります。

④ミックスボイスができるようになる

ミックスボイスは、地声と裏声の中間に位置しており、本格的に歌を歌うのであればぜひ習得したいテクニックの1つです。

裏声のような高音域を出せるようになるため、表現の幅が広がる点がメリットです。

ミックスボイスを習得するには、鼻腔共鳴ができている必要があります。同時にマスターできると歌のテクニックが増えるため、ぜひ練習してみてください。

⑤鼻詰まりが解消する

鼻腔共鳴を使うと一酸化炭素の濃度が上がるため、血管が広がり血流が良くなります。そのため、鼻づまりが解消する点もメリットです。

冬や花粉症の時期などに、鼻詰まりに悩んでいる人には朗報です。

鼻腔共鳴は、鼻奥がスーッとする感覚があれば習得できています。ハミングをすると、さらに効果を確認できるでしょう。

 

鼻腔共鳴がうまい歌手4選

鼻腔共鳴が上手い人のマネをするのも、マスターする方法の1つです。今回は4名の歌手を紹介します。

  1. 桜井和寿(Mr.Children)

  2. TAKA(ONE OK ROCK)

  3. MISSHA

  4. 中島美嘉

それぞれの特徴を解説するので、参考にしてみてください。

①桜井和寿(Mr.Children)

Mr.Childrenのボーカルである桜井和寿さんは、鼻にかかったような歌声と、倍音が多くて柔らかさを感じる響きが特徴です。これらは、鼻腔共鳴を上手く利用しているため出せています。

また美しい高音のファルセットから、鳴りが強くエッジが効いたミックスボイスまで、表現の幅が広い点も魅力です。

②TAKA(ONE OK ROCK)

ONE OK ROCKのボーカルであるTAKAさんの歌声は、ミックスボイス特有の響きを感じられる点がポイントです。

倍音が多く息からも音程が分かるような歌声は、鼻腔共鳴を上手く使いこなしている証拠と言えます。また、高音のファルセットのきれいさも魅力です。

TAKAさんのように歌うには、鼻腔共鳴をする際に響きを上に持っていくように意識するのがコツです。

③MISSHA

MISIAさんは、鼻腔共鳴を使用した縦方向の響きのコントロールが上手です。また息がきれいに流れる低音域や、力強く美しい高音域も魅力と言えます。

美しく明るい響きと深くてパワフルな音色の使い分けができるようになると、MISIAさんの歌声に1歩近づけるでしょう。

④中島美嘉

中島美嘉さんの歌声は、息と声が上手く混ざり合って流れに沿った発声がポイントです。さらに鼻腔を上手く使って声を響かせており、彼女にしかない独特な艶があります。

中島美嘉さんは、口や鼻奥など発声に関わる空間を上手く使いこなしているため、鼻腔共鳴をマスターするのにおすすめの歌手と言えます。

まとめ

鼻腔共鳴は、鼻の奥の空間を響かせて声を出すテクニックです。

マスターすると、普通に発声するより音がよく響き、温かみのある声が出せます。表現の幅が増えるため、さまざまなジャンルの歌が歌えるようになる点がメリットです。

今回紹介した練習方法や歌手の歌い方をマネして、鼻腔共鳴をマスターしてみてください。

しかし「1人で練習するのが不安」という方もいるはずです。その場合は、プロのレッスンを受けるのがおすすめです。

椿音楽教室では、ボイストレーナーやシンガーソングライターの経験を持つ講師が多数在籍しており、鼻腔共鳴も初心者にわかりやすいように指導します。

現在椿音楽教室では、60分の無料体験レッスンを開催中です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を監修した講師

鼻腔共鳴のやり方を解説!マスターするメリットやコツ・上手な歌手も紹介

森 早穂理

音楽学校MESAR HAUSにてJAZZ PIANOやヴォイストレーニングを学び、同学校の先輩に誘われ、バンド、「ELEGANT PUNK」のボーカルとして迎え入れられる。

1992年にWaner Music Japanより、Mixture Rock Band「ELEGANT PUNK」の作詞&ヴォーカリストとしてメジャーデビュー。
その間、都内を中心にLIVE活動、FM埼玉 NACK5にて「森 早穂理のMIDNIGHT ROCK CITY」のメインパーソナリティを担当。
「ELEGANT PUNK」解散後、渋谷系POPS UNIT「u.l.t」でFUNHOUSEより再メジャーデビュー。
ROCK BAND時代とは正反対のアプローチでのWhisper Voiceで作詞&ヴォーカルを担当。

その後、ブライダル聖歌隊、ブライダルゴスペルシンガーの仕事を経て、CMやナレーション、ゲーム音楽など幅広くスタジオワークをこなしあらゆるジャンルでのヴォイストレーナーとして15年以上のキャリアを持ち、現在も都内ライブハウスを中心に活動中。

楽器

声楽・ボーカル,ボーカル

【森 早穂理先生監修コメント】

皆さん、鼻歌って気分が弾む時に自然に出てきませんか?どこにも無理な力が入っていない、軽やかな鼻歌から練習できる、この鼻腔共鳴を、 ぜひこの機会にマスターして、表現力豊かに歌えるシンガーになってくださいね!

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