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更新日:2023.06.02

ドラム初心者のための練習方法や始め方まとめ

ドラム初心者のための練習方法や始め方まとめ

存在感のあるサウンドで楽曲のリズムを生み出すドラムを叩けるようになりたいと、練習を始める方もいることでしょう。
ドラムを演奏する上で大切なのは、まずは正しいリズム感を身につけることです。

そこで本記事では、実際に叩く練習をする前の準備から、少し上級なテクニックの習得まで、ドラム初心者から上達を目指すための方法をご紹介します。

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ドラムの練習に準備しておきたい5つのアイテム

ここではまず、本格的な練習に入る前に用意しておくべき道具や機材から見ていきます。

1.スティック

スティックにもさまざまな種類があり、それぞれで大きさ・太さ・素材などは違ってきます。
もちろん使い心地やサウンドも変わってくるので、まずは初心者向きのモデルを選ぶのがベストです。

ちなみにドラムを始めたてのうちからでも馴染みやすい定番品は、サイズが「5A」で、材質が「ヒッコリー」のものです。
分からなければお店の店員さんに聞いてみるのも良いでしょう。

2.ドラムセット

見た目で分かるとおり、ドラムは数種類の打楽器が組み合わさっています。
そのため演奏したい楽曲やプレイスタイルによって、セッティングは多種多様です。

中でもスタンダードなセットとしては、

● ハイハット
● スネア
● バスドラム
● クラッシュシンバル(左右)
● ライドシンバル
● フロアタム
● ロータム
● ハイタム

が揃っているものです。

しかし生ドラムは、防音設備がない限り、自宅での練習用として使うのは非常に難しいでしょう。
そこで使えるのが、ヘッドホンをつないで音が出せる電子ドラムです。

ただし実際のドラムとは叩く感覚や音の出方とは大きく異なるため、本格的な練習をするにはバンドのリハーサルなどができるスタジオを利用するのが無難でしょう。

3.キックペダル

演奏の重要なアクセントとなる、バスドラムを鳴らす道具がキックペダルです。
キックペダルもスティックと同様に、ものによって踏み心地は違うので、自分の専用品を用意しておくと良いでしょう。

キックの仕方も、サウンドに大きな影響を与えます。
練習のためにも、マイペダルを持っておくのがおすすめです。

4.練習パッド

ストロークやリズムの練習に適しているのが、音の鳴らない練習パッドです。
騒音や振動が発生する心配がなく、ドラムの叩き方を安定させるための練習には非常に役立ちます。

またバスドラムの代わりになるものもあり、キックを練習したい場合にも便利です。

5.メトロノーム

メトロノームは、より正確なリズム感覚を身につけるためにははずせません。最初のうちはきちんとリズムのコントロールができるよう、メトロノームを使って正しくテンポを取りながら練習するのがベストでしょう。

練習を始める前に押さえておきたい3つのポイント

上達への近道は、まず正しい叩き方を体に覚えさせることです。
余計なクセをつけてしまうと成長の妨げにもなるので、まずは基本中の基本から習得しておきましょう。

1.スティックの扱い方

ドラムは指や腕ではなく、手首で叩きます。
そこで上手く手首を動かせるよう、スティックは人差し指と親指で持ち、あとの指は添えておくのが正しい握り方です。

そしてドラムと手の甲は平行の向きで、常に同じ位置から叩くことで音が安定します。

2.座る姿勢

ドラムは手だけでなく、足も使う楽器です。
そのため座る姿勢も、演奏における大切なポイントです。

まずは、椅子の前半分を目安に座ります。
そして高さは、座った状態でつま先を立て、床に対して太ももが平行になるのがベストです。

3.キックペダルのフォーム

ペダルの踏み方もドラム演奏には重要で、キックの方法も実はいくつかの種類があります。
基本として習得したいのは、かかとを浮かせて母指球で踏む「ヒールアップ」と、踵までフットペダルにつけて踏む「ヒールダウン」の2種類です。

どちらもできるようにしておくと、バスドラムのコントロールが柔軟にできます。

脱初心者に向けた基礎練習4選

ドラムの脱初心者のための練習方法

ここまでの基本中の基本をしっかりと整えたら、いよいよ実際にドラムを叩く練習に入っていきましょう。

1.コントロール練習

安定したリズムを保って演奏するには、スティックを上手くコントロールできるようにしなければなりません。
また正しいテンポ感を身につけるためにも、まずはメトロノームに合わせて片手ずつ叩く練習から始めると良いでしょう。

あわせて演奏しているフォームもチェックします。

またスティックのコントロール練習に適しているのが練習パッドと雑誌などを組み合わせて叩く方法です。
練習パッドは基本的にゴムで出来ていて跳ね返りやすいので実際の叩き心地と少し違いますが、少し分厚い雑誌を使うとタムやフロアタムと同じ様な感覚で叩く事が出来るので効率的です。

スネアにしてもシンバルにしてもタムにしても、叩く場所によって音色は変わります。

粒揃いのサウンドにするには、毎回同じ位置に叩く必要があるのです。
そこでスティックを当てないように寸止めする練習をすることで、コントロール力が強化されます。

2.ストローク

スティックの扱いが上手くできるようになってきたら、次は4分音符・8分音符・3連符・16分音符のそれぞれのテンポでストロークできる練習に移ります。

この際もメトロノームにきちんと合わせてドラムを叩くことで、正しいリズム感を体で覚えていきましょう。

ここまでは自分の手を動かして叩くシングルストロークですが、あわせて練習しておくと良いのが、反発の力を使って1回のストロークで2打するダブルストロークです。
スティックの持ち方が正しければ難しいものではないので、フォームのチェックにもなります。

3.チェンジアップ・ダウン

チェンジアップとは音符数をどんどん増やす叩き方、チェンジダウンとは音符数を減らしていく叩き方です。
ストロークの項目で練習した4分音符・8分音符・3連符・16分音符を、1小節ずつテンポを変えながら続けて叩いていく練習です。

同じテンポを連続して叩けるようになったら、途中でテンポを変えても安定したリズム感で叩ける練習をすることで、リズムキープができるようになります。

4.8ビート

安定したリズムが刻めるようになったら、ドラムフレーズの王道となるハイハットの8ビートを習得するのがおすすめです。
バスドラムやスネアドラムのアクセントを加えることで、よく聴くドラムらしい演奏ができます。

この8ビートを完全にマスターすれば、さまざまなアレンジもきくようになるので、最初に覚えるのにはうってつけです。

レベルアップに向けたテクニック練習3選

基礎がしっかりと身についてきたら、上級者レベルが目指せるテクニックも磨いていきましょう。

1.リズムパターン

基本の8ビートができるようになったら、そこからはリズムの色々なリズムのパターンを練習します。

教則本などを参考にすれば、何種類ものフレーズが練習できるので、あらゆるパターンを試しながら経験値を上げていきましょう。

2.フィルイン

フィルインとは、曲の入りやメロディーが変わるときなど、ドラムの展開を変えてアクセントにするテクニックです。
曲が盛り上がる部分で使われることが多く、フィルインも定番のパターンがいくつかあります。

これも教則本などを参考にしながら試してみると良いでしょう。

3.ダブルキック

ビーターの反発を上手く利用して音を出す踏み方です。力の入れ具合が少し難しいですが練習するにつれて感覚が分かってきます。

ダブルキックができれば、バスドラムの入れ方のバリエーションも増えるので、上級テクニックとして練習してみると良いでしょう。

ドラム初心者にはプロによるレッスンもおすすめ

ここまででご紹介したような方法で、独学で練習していくのも1つの手ですが、やはり実際の生ドラムに頻繁に触れられるという点を見るとレッスンに通うのもおすすめです。

「椿音楽教室」ではドラム教室を開講しています。無料体験レッスンもおこなっておりますので、ぜひ1度検討してみてください。

 

ドラムの練習を始めるときに必要な道具はなんですか?

ドラムを始めるには、スティック、ドラムセット、キックペダル、練習パッド、メトロノームを準備しておくと良いでしょう。電子ドラムは比較的消音なので、音が気になる環境でも練習ができます。

どのようなことに気を付けて練習をすればよいですか?

初心者は特に基本となるテクニックを繰り返し練習し、体で覚えていくことが重要です。具体的にはスティックの扱い方、座る姿勢、キックペダルのフォームなどに気を付けると良いでしょう。

ドラムは独学とレッスンに通うのはどちらが良いですか?

まったくの初心者であるほど、最初からレッスンに通うことをおすすめします。独学で練習していくのも1つの手ですが、練習の方法が間違っていたり、変な癖がついてしまう可能性があります。

この記事を監修した講師

ドラム初心者のための練習方法や始め方まとめ

東岐

幼少からピアノを始め中学の吹奏楽部でトランペットを担当する。 顧問に勧められ東邦音楽大学附属東邦第二高等学校へ入学し専門的な知識と技術を学ぶ。 その後東邦音楽大学へ進みより本格的な活動を始める。 在学中に洋楽に魅了されドラムでの演奏活動も開始する。 現在は主にアーティストのライブ・レコーディングのサポート演奏 又演奏活動と並行して老若男女問わずドラムレッスンを行っている。 ​ 主な共演アーティスト ​ジャンクフジヤマ,ISEKI(キマグレン),Wabi_Sabi など

楽器

ドラム

【東岐先生監修コメント】

まず最初の一歩としてこちらの内容を読んで練習して頂ければ良いと思います。 ドラムは一般的に手足をバラバラに動かしていると思われてますが実際にやってみると思いの外簡単に8ビートを叩けてしまいます。 正しい知識と正しいフォームで演奏することが上達の秘訣だと思います。

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