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Staff Blog

更新日:2023.05.31

ギターのカッティングとは?おすすめの練習方法や楽曲を紹介

ギターのカッティングとは?おすすめの練習方法や楽曲を紹介

「ギターのカッティングが出来るようになりたい」「カッティングのやり方がわからない」このように悩んでいませんか?

カッティグはギターを演奏する際にアクセントとなる技法の一つです。チャカチャカとした歯切れの良い音を取り入れることで、曲の雰囲気をガラッと変えることができます。

そこで今回はカッティングのやり方や上手に弾くためのポイントについて解説します。練習の際におすすめなカッティングのフレーズも紹介していますので、ぜひ練習時の参考にしてください。

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ギターのカッティングとは

カッティングとは歯切れ良く音を切る演奏方法です。ミュートとブラッシングを組み合わせたストロークテクニックで、様々なジャンルの音楽で用いられています。カッティングはギターを演奏するなら身につけておきたい演奏テクニックの一つといえます。

カッティングによるチャカチャカ、ジャキジャキ、パキパキとしたリズミカルな音はどんな曲もファンキーなサウンドに変化させます。16ビートで刻むことが多いので、リズム感が必要不可欠になります。

カッティングは和製英語で、日本独自の言い方です。海外ミュージシャンに「カッティング」と言っても伝わらないことを知っておきましょう。海外では「カッティング」と「ブラッシング」をまとめて「ブラッシング」と呼んでいます。

カッティングとブラッシングの違い

ブラッシングとカッティングの違いについて解説します。

カッティングとブラッシングは譜面での書き方は同じであり、やっていることも似ていますが、サウンドが異なります。

カッティングは弦を軽く押さえて音をミュート状態にし、その状態でリズミカルにストロークするので「チャカチャカ」としたサウンドなのに対し、ブラッシングはミュートをかけるので、カッティングに比べて「シャッ」という音程がない音になります。

また、カッティングは左手だけではなく右手も使ってミュートをしますが、ブラッシングは左手のみを使ってミュートをし弦をピッキングします。音を止めるアクセントを加えて演奏する点にも違いがあります。

カッティングとミュートの違い

次にカッティングとミュートの違いについて説明します。

カッティングはすでに音が鳴っている弦を合間合間に止めて響きをなくし、歯切れよく演奏することですが、ミュートは音を鳴らさないように弦を押さえることを指します。

代表的な例としてブリッジミュートという奏法があります。ブリッジミュートとは低音を強調したり、太くて重量感のあるサウンドに変化させたりする時に使われます。独特のサウンドに音が変化するので、ロック系の曲でよく使われている奏法です。

カッティングのやり方

先述したように、カッティングは音を切るストロークテクニックです。音を切る時は弦が鳴らないようミュートをかけます。

ミュートのかけ方には、ストロークしている右手の小指側の側面を使う方法と、コードを押さえている左手の指を少し浮かせてミュートする方法の2種類があります。

ギターのカッティングを使用している曲

カッティングが上手くなりたいなら、カッティングで演奏されている曲を聴いて弾き方を真似してみたり、サウンドの違いを感覚的に覚えたりするのがよいでしょう。

カッティングを使用している曲には下記のようなものがあります。

  • BAD FEELING(BOØWY)
  • キラーチェーン(東京事変)
  • シュガーソングとビターステップ(UNISON SQUARE GARDEN)
  • 夜に駆ける(YASOBI)
  • Uptown Funk(BrunoMars)

カッティングを練習する前には上記の曲を参考に、カッティングのイメージを掴んでくださいね。

また、上記5曲は練習曲としてもおすすめです。カッティングを曲で練習をしたいという方はぜひ上記の曲から選んでみてください。

カッティングを上手く弾くための練習方法

カッティングを上手く弾くための練習方法

カッティングを上手く演奏するための練習方法について解説します。

右手は力を抜く

カッティングをする時は、ピッキングする右手に力が入っていないことが大切です。練習前にはストレッチなどを取り入れ、とにかく身体全体と右手の力を抜きましょう。

イメージはうちわを仰ぐ時のような動かし方です。右手を脱力させることで、カッティングならではの歯切れの良い音を出すことができるようになります。手首のスナップを効かせて演奏することを意識しましょう。

早いテンポの曲にカッティングを入れようとするとどうしても力が入ってしまうので、脱力できているかを意識してみてくださいね。

一定のリズムで腕を振り続ける

右手を振り抜く時はなるべく一定のリズムでかつ早く振るのがポイントです。弦に対してピックが垂直に当たっているかを確認しながら演奏しましょう。

一定のリズムで振り続けることで、弦に触れる右手の動きのばらつきを整えます。音粒が綺麗に揃うので、よりサウンドに磨きをかけることができますよ。

また、カッティングはリズムが命です。テンポからずれないようにビートを刻み続けるために、はじめはメトロノームなどを用いて一定のリズムで腕が触れるような筋力をつけましょう。

ゆっくりなテンポから練習する

カッティングを効率よく身につけたいのであれば、まずはゆっくりなテンポから練習するのをおすすめします。テンポは80から100の間で調整するのがよいでしょう。

まずは先述した右手の脱力感や一定のリズムを刻むという基本ができているかを遅めのテンポで弾きながら確認します。

基本ができていたら、次は鳴らしたい弦だけをストロークできているかを確認し、必要のない音が混ざっていないかを確認してみてくださいね。ゆっくりなテンポに慣れたら徐々に早めて難易度を上げていくのがおすすめです。

練習におすすめのカッティングフレーズ

カッティングの練習におすすめのフレーズを3つ紹介します。フレーズを繰り返し練習しながら、ミュートとブラッシングを使い分けることに慣れていきましょう。

カッティングフレーズ1

カッティングを一度もやったことない人はまず、ステップ1のフレーズを繰り返し練習し16分音符の感覚を掴みましょう。

カッティングフレーズ2

ステップ1に慣れたら、次は裏拍の感覚を身につけるためにステップ2のフレーズを練習しましょう。

裏拍のリズム感が掴めない人は「タツツタ」「ツツタツ」「ツタツツ」「タタツツ」のように、1拍ずつ分けて練習するのがおすすめです。

カッティングフレーズ3

最後はステップ3です。ステップ2の応用版となっています。後半の16分音符でリズムが走ってしまわないよう注意しましょう。

プロに教えてもらってギターを上達させよう

カッティングが出来るようになりたいなら、プロに教えてもらうのも良いでしょう。正しい姿勢や奏法といった基礎はもちろん、より難易度の高い演奏技法やストロークを教えてもらえます。

椿音楽教室では、全国200ヶ所以上あるスタジオや自宅でレッスンが受けられるようになっています。場所や時間を選ばず、「カッティングができるようになりたい!」と思ったタイミングで気軽にレッスンを受けることが可能です。

椿音楽教室には、ドラマの主題歌に起用されたギタリストや自身のアルバム曲を配信している現役ギタリストなど一流の講師が多数所属しています。そのため、自分にぴったりの講師を見つけることができます。

ギター初心者の方はもちろん、ギターの技術を向上させたい方やカッティングを学びたい人など、マンツーマンレッスンだからこそ、それぞれの目標や習熟度に合わせて指導をしてくれます。

まずは60分の無料レッスンで、音楽レッスンがどういうものなのかを体験してみるのがおすすめです。「椿音楽教室」の無料体験レッスンはこちらから応募できます。

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カッティングをマスターしてギターをかっこよく弾けるようになろう

今回はカッティングのやり方や上手に弾くためのポイント、練習の際におすすめなカッティングのフレーズについて紹介しました。

カッティングを上手く弾くためには右手の脱力ができているかがポイントです。力が入ってないかどうかを確認しながら練習をしてみてください。

また、カッティングの練習に行き詰まったらプロの先生に教えてもらうのもおすすめです。新たな改善点や自分のクセを見つけられるのでさらに上手にギターを弾けるようになりますよ。この記事を参考に、ギターのカッティングが出来るように練習をしてみてください。

ギターのカッティングに関するよくある質問

ここではギターのカッティングに関するよくある質問をご紹介します。

ギターのカッティングについて教えてください。

カッティングとは歯切れ良く音を切ることです。ミュートとブラッシングの技術をバランスよく使ったストロークテクニックで、様々なジャンルの音楽で用いられています。カッティングはギターを演奏するなら身につけておきたい演奏テクニックの一つといえます。

カッティングとミュートの違いを教えてください。

カッティングはすでに音が鳴っている弦を合間合間に止めて響きをなくし、歯切れよく演奏することですが、ミュートは音を鳴らさないように弦を押さえることを指します。

カッティングの練習方法はありますか?

はい、以下の3つの練習方法がおすすめです。

  • 右手は力を抜く
  • 一定のリズムで腕を振り続ける
  • ゆっくりなテンポから練習する

この記事を監修した講師

ギターのカッティングとは?おすすめの練習方法や楽曲を紹介

中島 寛太

ギタリスト/作曲、編曲家
小学生の頃、忌野清志郎、トータス松本に感化されギターを始める。
中学生でつのだ☆ひろ氏が校長を務めるWild Music Schoolに入学しギタリストの江部和幸氏に師事する。
大学入学後、ギタリストの外園一馬氏に師事しアシスタントとして様々な現場を見る。
大学生で組んだファンクインストバンド「YAZEKA」でFUJI ROCK FESTIVAL2019に出場。
ファンキーなカッティングやブルージーなプレイを武器にポップスを中心に年代問わず様々なアーティストのレコーディングやライブに携わっている。
また、演奏のみならず作曲家としてYoutubeチャンネルやバラエティ番組、プロレス団体に楽曲提供するなど幅広く活動。

 

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【中島 寛太先生監修コメント】

カッティングは楽曲をファンキーに彩ることができる奏法です。 カッティングを極めることでいろいろな曲が演奏できるようになるので、皆さんもチャレンジしてみてください! おすすめのカッティングの名手としてNile Rodgers、Tomo Fujita、Cory Wongが挙げられます。 ギタリストによってカッティングの弾き方が全然違うので是非聴き比べて違いを味わってみてください!

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