更新日:2025.03.02
DTMフリーソフトとは?初心者におすすめのDAW18選!

「DTMをやってみたいけど難しそう」
「DAWの数が多すぎてどれを使えばいいのか分からない」
「おすすめのDAWを知りたい」
DTMはパソコンを使用して音楽制作をおこなうことで、操作方法を覚えれば初心者でも作曲ができるようになります。しかし「複雑で難しそう…」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
本記事ではDTMフリーソフトの解説と、初心者におすすめのDAWを18つ紹介しているため、あなたにピッタリのソフトが見つけられるでしょう。
目次
DTMとは?
DTM(ディーティーエム)は、デスクトップミュージックの略称で、パソコンを使用して作曲や編曲などの音楽制作をおこなうことです。
かつてDTMはレコーディング業界でおこなわれており、アナログな作業が中心でした。
しかし、1987年に登場した「Sound Tools」というソフトを皮切りに「Cubase(キューベース)」や「Logic(ロジック)」など、様々なDTMソフトが使用されるようになりました。
DTMソフトの普及によって、パソコンを使用した音楽制作が可能になり、現在は比較的安価なものや無料なものもあるため、初心者でも気軽に始めやすくなっています。
DAWとの違い
DAW(ディーエーダブリュー/ダウ)は、デジタルオーディオワークステーションの略称で、デジタル的に音を処理するソフトのことです。
DTMはパソコン上でおこなう音楽制作全般、DAWは制作用のソフトを指しますが、混合しやすいので注意しましょう。
これからDTMを始めようと考えている方は以下の記事も合わせてご覧ください。
DAWフリーソフトの選び方のポイント

DAWは非常に多くの種類があるため「どれを使えばいいのか分からない」とお悩みの方もいるでしょう。
そこで、DAWを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
- 使用目的にあわせて選ぶ
- 機能で選ぶ
- 日本語で解説しているものを選ぶ
1つずつ見ていきましょう。
使用目的にあわせて選ぶ
どのような目的でDTMをおこなうのかに合わせて、DAWを選びましょう。
作曲したいジャンルや、趣味程度の作曲でいいのか、本格的におこなうのかなど目的をピックアップしておくと、その条件にあったDAWが選びやすくなります。
機能で選ぶ
自分がほしい機能や、作業がしやすいDAWを選ぶのも大切です。
例えば、打ち込みメインで作るのか、マイクレコーディングや収録の音源で作るのか、内部ソフトを使用するのか、外部ソフトを追加購入するのかなどを考える必要があります。
特に無料ソフトはものによって使えない機能があったり、有料オプションが必要だったりする場合もあるため、機能面はしっかりと見ておきましょう。
日本語で解説しているものを選ぶ
外国製のDAWは日本語に対応していない場合もあるため、注意が必要です。
せっかく高性能のDAWを使用しても、解説が分からなければ使いこなせませんよね。
日本語の説明書や解説があるものを選ぶと安心です。
【全て無料】おすすめのDAWソフト(音楽作成ソフト)18選
DTM初心者は、無料ソフトから使用するのがおすすめです。無料のDAWでも一通りの機能が揃っているため、有料版に引けを取らないほど高性能のソフトもあります。
ここでは、おすすめのDAW18選をご紹介します。
Windowsで使用できるDAWソフト7選

Windows対応のおすすめDAWソフトは、次の7つです。
①Cakewalkby Band Lab

Windowsを使用している場合は「Cakewalkby Band Lab」を導入しましょう。なぜなら、2017年に開発終了となった有料DAW「SONAR」の最上位版無料ソフトだからです。
プラグイン類は「SONAR」の下位グレードと同等ですが、最上位グレードである「SONAR PLATINUM」の主要機能は全て使用可能なため、現在利用できる無料DAWの中では最も高機能であるといえます。
また、オートメーションの設定が細かくできるため、複雑な音量やエフェクトの変化を精密にコントロールできます。さらに、MIDI編集では細かいノート編集が可能になり、ベロシティやピッチベンドの調整も思いのままにできるでしょう。
②Podium Free

「Podium Free」は、DTMマニアの間で「フリーDAWの中で最高のソフト」との呼び声が高いです。登録不要でダウンロードが可能なため手軽に音楽制作が始められます。また、制限が少なく基本的な機能はすべて使用できるため、費用を抑えたい方にもおすすめです。
Podium Freeは、VSTプラグインに対応しているのもポイントです。他のソフトウェアで使用していたプラグインをスムーズに導入でき、サウンドデザインの自由度が増しています。
さらに、オーディオエフェクトの処理速度も改善されているため、大規模なプロジェクトでもストレスなく作業できるでしょう。
③Music Studio Producer

「Music Studio Producer」はDTMに必要な機能が一通り揃っているだけでなく、日本製である点もポイントです。公式サイトから日本語の説明書のダウンロードが可能なため、初心者でも安心して使用できます。
また、標準搭載されているエフェクトの種類が増えたことで、音作りの幅が広がるでしょう。リバーブやディレイエフェクトは高品質で、プロフェッショナルなサウンドも手軽に制作できます。
さらに、オーディオエンジンの最適化により、音質も向上しました。高解像度のオーディオファイルを使用した際でも、効率的な音楽制作が可能となるでしょう。
④Sound Engine free

「Sound Engine free」は、音声データの波形を確認しながら編集するDAWです。シングルトラックの音楽編集に向いているため、動画のBGM編集や楽曲のマスタリングに最適でしょう。
イコライザーとコンプレッサーは、プロフェッショナルなサウンドメイキングに必要な細かな調整が可能です。また、リバーブやディレイの質感も向上し、空間表現がより豊かになりました。
さらに、ノイズリダクション機能が強化され、録音時に発生する不要なノイズを効率的に除去できるようになったため、クリアな音声ファイルの作成が容易となるでしょう。
⑤Radio Line Free

「Radio Line Free」は、音声編集やラジオ番組制作に特化しています。日本のFrieveが開発・提供しており、シンプルな操作性と軽量な設計が特徴です。
音声編集やミキシングが中心の作業に適しているため、ラジオパーソナリティやポッドキャスターにとって、強力なツールとなるでしょう。
また、軽量設計のため、低スペックのPCでも十分に動きます。インストール後すぐに基本的な音声編集が始められるので、初心者にも最適です。
⑥Domino

「Domino」は、シンプルさが特徴のピアノロール型MIDIシーケンスソフトで、SMF(MIDIファイル)での書き出しも可能です。ただし、音源が付いていないため、Windowsのものを使うか別途用意しておく必要があります。
また、インストールもシンプルで、初心者でも簡単に始められます。MIDI編集に特化しており、作曲や編曲作業を効率的に進めたい方に最適なツールです。
さらに、他のソフトで作成したMIDIファイルをスムーズに取り込んで編集できるため、複数のソフトを併用して作業する場合でも、データのやり取りが簡単に行えるでしょう。
⑦KRISTAL Audio Engine

「KRISTAL Audio Engine」は、DAWというよりフリーのMTRといったほうがよいかもしれませんが、無料で使用できるソフトです。
音声録音やミキシングに重点を置いており、初心者から中級者まで幅広いユーザーに愛用されています。シンプルながらもパワフルなオーディオ編集機能を提供しており、音楽制作の初歩的な段階に適しているでしょう。
また、VSTプラグインの互換性が強化されています。外部プラグインを活用して、エフェクトやサウンドのカスタマイズが可能です。リバーブやディレイ、イコライザーなど多様なエフェクトを追加できるため、自分好みの音作りができるでしょう。
Macで使用できるDAWソフト2選

Mac対応のおすすめDAWソフトは、次の2つです。
⑧Garage Band

「Garage Band」は、Macの標準機能として備わっているDAWです。Appleが提供している「Logic Pro」の下位グレードに当たります。
下位グレードではあるものの、トラックが32個まで立ち上げ可能です。サードパーティ製プラグインも使用できるため、初心者でも本格的な音楽制作が行えるでしょう。
また、リアルタイムでのトリガーやミキシングがスムーズにできるため、ビートを作成したり、楽曲の構成を自由に組み替えることが可能です。さらに、ライブパフォーマンスや即興演奏にも適しており、アイデアを瞬時に表現できます。
⑨Nano Studio

「Nano Studio」は、iPhoneやiPadで使用できるDAWアプリである「NanoStudio」のパソコン版無料ソフトです。パソコンとアプリ間のデータの同期が可能となり、モバイルとデスクトップでの音楽制作の連携が行えます。
また、音楽制作をどこでも手軽に行える点が魅力で、トラックメイキングやビート制作に特化したユーザーに人気です。
さらに、モバイルデバイスで作成したプロジェクトをMacで編集したり、その逆も簡単に行えるようになっています。外出先でのアイデアをすぐに形にし、後でスタジオで仕上げるといった作業もスムーズに進むでしょう。
WindowsとMacで使用できるDAWソフト9選
WindowsとMac対応のおすすめDAWソフトは次の9つです。
⑩Studio One Prime

「Studio One Prime」は、多くのプロが愛用している「Studio One」の無料版DAWです。有料DAWのデモバージョンですが、使用期限がなくユーザーアカウントの作成なども必要ありません。
外部プラグインの機能制限はありますが、付属音源の種類は豊富なため、音楽制作に支障はないでしょう。
また、リバーブやディレイなど空間系のエフェクトが充実しているため、楽曲に独自の雰囲気を持たせることが可能です。シンプルな操作で使用できるため、不慣れな初心者でも安心して使いこなせるでしょう。
⑪REAPER

「REAPER」は高機能でありながら、軽量で動作が速いことが特徴です。プロフェッショナルな音楽制作から、個人の趣味の録音まで幅広く対応できる柔軟性とカスタマイズ性を持っており、世界中の音楽制作現場で広く利用されています。
また、ライセンス価格がリーズナブルなことも、多くのユーザーに支持される理由の一つでしょう。
EQやコンプレッサー、リバーブなどの基本的なエフェクトが強化されており、音質の向上や細かなサウンドデザインが可能です。さらに、インターフェースもわかりやすく、初心者でも簡単に操作できるよう配慮されています。
⑫Waveform Free

「Waveform Free」は有料DAWである「Waveform」の過去バージョンです。プロフェッショナルな音楽制作が可能な機能を多数備えており、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。
シンプルで使いやすいインターフェースと、自由度の高いカスタマイズ性が特徴です。クリエイティブな音楽制作をサポートしてくれるでしょう。
また、さまざまなサードパーティ製プラグインを簡単に導入でき、音楽制作の幅が大きく広がります。VSTやAUプラグインの対応が充実しており、自分好みの音を作り出すことができるでしょう。プラグインの管理も簡単になり、効率的に作業を進められます。
⑬FL StudioTrial

「FL StudioTrial」は、ダンス系トラックメーカーを中心に根強い人気を誇る「FL Studio」のデモバージョンですが、上位バージョンのプラグインが全て使用可能で、オーディオの書き出しも行えます。
また、数多くの新しいプラグインや仮想楽器が追加されました。音楽制作の幅が広がり、さまざまなサウンドを手軽に取り入れることができるでしょう。
さらに、シンセサイザーやドラムマシンなどのエレクトロニックミュージック向けプラグインも充実しているため、自分の音楽スタイルに合わせた音作りが可能です。将来的に本格的なDAWを使用したい方や、ダンスミュージックを作りたい方におすすめです。
⑭LMMS

「LMMS」は「Linux MultiMedia Studio」の略称で、Linuxで制作されたDAWです。「FL Studio」とコンセプトが似ており、サンプルデータの種類が豊富です。ソフト音源も付属されているため、ダウンロードした直後から本格的な音楽制作ができます。
また、オープンソースのコミュニティによって提供されるサンプルが充実しており、幅広いジャンルに対応した素材が揃っています。初心者でも自分だけのオリジナルサウンドを簡単に作り上げられるでしょう。
さらに、視覚的なデザインも洗練されているため長時間の作業でも疲れにくく、快適な制作環境が整っているのもポイントです。
⑮Pro Tools First

「Pro Tools First」は、世界中のレコーディングスタジオで使用されているDAWである「Pro Tools」の無料版で、オーディオ録音と打ち込みも可能です。プロを目指す人は「Pro Tools」の操作ができたほうがよいため、ぜひダウンロードをおすすめします。
Pro Tools Firstは、トラックの編集やミキシング作業が効率化され、初心者でも迷うことなく作業を進められるのが特徴です。ただし、いくつかの制限もあります。同時に使用できるトラック数が制限されている点や、一部の高度な機能が利用できない点などです。
しかし、制限を超える品質のサウンド制作が可能であり、Pro Toolsの基礎を学ぶための最適なツールだといえます。
⑯Ohm Studio Free

「Ohm Studio Free」は、オンラインでのコラボレーション機能が特徴です。ユーザー同士がリアルタイムで楽曲制作を共同で行えるという点で、他のDAWと一線を画しています。離れた場所にいる仲間と、リアルタイムで音楽を作り上げることができるのが魅力です。
また、ユーザーインターフェースが使いやすく設計されているため、初心者でもすぐに制作を開始できるでしょう。無料版での機能制限はあるものの、基本的な制作には十分対応できる内容です。
リモートでの共同制作を重視するユーザーにとって、Ohm Studio Freeは理想的な選択肢だといえるでしょう。
⑰Audacity

「Audacity」は、マルチトラック編集に対応した高機能の波形編集ソフトで、オーディオエディタとレコーダーの役割も果たしてくれます。また、完全無料で機能制限がなく、VSTプラグインに対応していることもポイントです。
複数のトラックを同時に確認しながら編集できるため、複雑なプロジェクトでも効率よく作業を進めることができます。ポッドキャストやミュージックビデオの制作において、この機能が大いに役立つでしょう。
また、視覚的にも分かりやすいデザインが採用されているため、初心者でもすぐに操作を覚えることができます。
⑱Sound Bridge

「Sound Bridge」は、サードパーティ製のVSTプラグインのサポートやGUI構成の組み換えなど、機能面が充実していることが特徴です。また、パソコンの最小システム要件のハードルも低いため、低スペックのものでも処理がしやすいでしょう。
シンプルな操作性と豊富な機能を兼ね備えており、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応できる設計も魅力です。さらに、クラウドベースのコラボレーション機能を搭載しているため、リアルタイムでの共同制作ができます。
トラック管理やエフェクトの適用が簡単に行えるようになり、初心者でもすぐに操作に慣れることができるでしょう。また、ダークモードの導入により、長時間の作業でも目の疲れも軽減できます。
まとめ
DTMは、パソコンで作曲や編曲などの音楽制作をおこなうことで、DAWと呼ばれるソフトを使用します。
インターネットで検索したり、独学で使い方を覚えたりもできますが、複雑で少し難しく感じる人もいるかもしれません。
「使い方を教えてほしい」「本格的にDTMをやってみたい」という人は、プロの力を借りてみてはいかがでしょうか。
椿音楽教室にはDTM・作曲教室があるため、DTMを学んだり講師陣と一緒にオリジナルの曲を制作できたりします。
60分の無料体験レッスンもおこなっているため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
DTMソフトに関するよくある質問
ここではDTMソフトに関するよくある質問をご紹介します。
DTMソフトの選び方を教えてください
DTMソフトを選ぶ際には下記の3つを意識しましょう。
- 使用目的にあわせて選ぶ
- 機能で選ぶ
- 日本語で解説しているものを選ぶ
DAWの意味を教えてください
DAW(ディーエーダブリュー/ダウ)は、デジタルオーディオワークステーションの略称で、デジタル的に音を処理するソフトのことです。
DTMとDAWに違いはありますか?
DTMはパソコン上でおこなう音楽制作全般、DAWは制作用のソフトを指します。混合しやすいので注意しましょう。




【加藤裕一先生監修コメント】
一昔前は導入するにもコストや手間がかかっていたDTMですが、最近は選択肢が増え、比較的安価に導入出来るようになりました。 選択肢が増えたことによって「どれを選んでいいか分からない」といったような悩みを抱えるこれからDTMを始める方々の参考になれば幸いです。