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Staff Blog

更新日:2023.06.01

【初心者必見】楽譜や音符・休符の読み方を徹底解説

【初心者必見】楽譜や音符・休符の読み方を徹底解説

「楽譜の読み方が全くわからない」

「楽器を始めたいから音符が読めるようになりたい」

「音符の読み方って難しそうで不安…」

楽譜や音符は楽器の演奏には欠かせないため、読めるようになりたいものの「音符って難しそう…」と、不安な方もいるのではないでしょうか。

音符は一定のルールを覚えれば、規則性に沿って変わっていくだけなので、慣れてしまえば1〜2ヶ月ほどで読めるようになりますよ。

今回は吹奏楽部出身の筆者が、楽譜や音符・休符の読み方を徹底解説します。
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楽譜・音符の読み方は位置と形で変わる

楽譜とは、五線譜上に書かれた音符からなる曲のことを指します。

音符自体には音はありませんが、五線譜に書かれることで音が発生し、丸い部分の位置で音階、形で長さが変わります。音符の位置と形の違い

簡単に音符の名称を紹介します。

音符の名称

丸い部分は「符頭(ふとう)」や「たま」と呼ばれ、どの長さの音符にも使われます。

符頭から垂直に伸びている線は「符尾(ふび)」や「ぼう」と呼ばれ、符尾から書かれている波打った線は「符鉤(ふこう)」や「はた」と呼ばれます。

以下で解説する音符の種類でも出てくるため、軽く覚えておくといいでしょう。

楽譜の読み方を解説

楽譜の読み方は大きく分けて「ト音記号」と「ヘ音記号」の2つがあり、音名や音の高さが異なるため、曲や楽器によって使い分けられています。

基本の読み方は難しくありませんので、覚えてしまいましょう。

音名と五線譜の読み方

楽譜は「五線譜」と呼ばれる平行に引かれた5本の線の間に、音符を配置して成り立っています。

五線譜は、下から第1線、第2線、線と線の間を下から第1間、第2間と呼び、上に行くにつれて音が高くなります。

五線譜の名称

音の高さに合わせて「ト音記号」「ヘ音記号」の2つが使われ、それぞれ音名や音符の位置が異なりますが、ト音記号とヘ音記号の「ド」は同じ高さです。

ト音記号の読み方

ヘ音記号の読み方

音符の種類と読み方を解説

音符の種類と読み方を解説

音符の種類は多いため、最初は覚えるのが大変かもしれませんが、一定のルールを抑えるとだんだんと読めるようになりますよ。

音符は大きく分けると下記の2種類があります。

  • 単純音符・単純休符
  • 付点音符・付点休符

 
ここからさらに細かく分かれるため、下記で詳しく解説します。

単純音符・単純休符

単純音符・単純休符とは、たま・ぼう・はたのみで構成された音符と休符のことです。

下記に単純音符・単純休符の種類を紹介しているので、どのような音符・休符があるのかチェックしてみましょう。

単純音符・単純休符の種類一覧表

全音符・全休符

 

【全音符】

全音符

全音符は、白たま(たまの中が塗りつぶされていない)のみの音符で、長さは4拍になります。

楽譜には小節と呼ばれる区切りがありますが、基本的に1小節は4拍のため、全音符は小節全てを使用します。

【全休符】

全休符

全休符は、四角い突起が下を向いています。

長さも4拍ですが、通常”1小節休み”の意味になります。

2分音符・2分休符

【2分音符】

2分音符

2分音符は、白たまに「ぼう」が伸びている音符です。

長さは2拍で、名前と一緒のため覚えやすいでしょう。

【2分休符】

2分休符

2分休符は、四角い突起が上を向いており、休みの長さも2拍です。

4分音符・4分休符

【4分音符】

4分音符

4分音符は、たま(たまの中は塗りつぶされている)に「ぼう」が伸びている音符です。

長さは1拍で、4分音符が4つ=全音符になります。

【4分休符】

4分休符は、少し特徴的な形をしているため覚えやすいでしょう。

長さは、4分音符と同じ1拍になります。

8分音符・8分休符

 

【8分音符】

8分音符

8分音符は、4分音符に「はた」がついた音符です。

長さは0.5拍(1/2)で、4分音符の半分と覚えておきましょう。

また、8分音符が連続で続く場合、楽譜では下図のように表記されることがあります。

8分音符を2つ並べた形

【8分休符】

8分休符

8分休符は、数字の「7」のような形をしています。

長さも0.5拍(1/2)で、4分休符の半分になります。

16分音符・16分休符

【16分音符】

16分音符

16分音符は、8分音符に「はた」をもう1本足した音符です。

長さは0.25拍(1/4)で、8分音符の半分になります。

また16分音符が連続で続く場合、楽譜では下図のように表記されることがあります。

16分音符を2つ並べた形

【16分休符】

16分休符

16分休符は、8分休符に出っ張りをもう1つ足した形をしています。

長さも0.25拍(1/4)で、8分休符の半分になります。

32分音符・32分休符


【32分音符】

32分音符

32分音符は、8分音符に「はた」をもう2本足した音符です。

長さは1/8拍で、16分音符の半分になります。

【32分休符】

32分休符

32分休符は、8分休符に出っ張りをもう2つ足した形をしています。

長さも1/8拍で、16分休符の半分になります。

64分音符・64分休符

【64分音符】

64分音符

64分音符は、8分音符に「はた」をもう3本足した音符です。

長さは1/16拍で、32分音符の半分になります。

【64分休符】

64分休符

64分休符は、8分休符に出っ張りをもう3つ足した形をしています。

長さも1/16拍で、32分休符の半分になります。

※32分音符・休符と64分音符・休符は、楽譜に出てくることはほとんどありません。

付点音符・付点休符

付点音符・付点休符とは、音符や休符の隣に、黒い点が付いています。

下記に付点音符・付点休符の種類を紹介しているので、どのような音符・休符があるのかチェックしてみましょう。

符点音符・符点休符の種類一覧

付点全音符・付点全休符

【付点全音符】

付点全音符

付点全音符は、全音符に付点がついた音符です。

長さは6拍で、全音符に2拍足した長さになります。

【付点全休符】

付点全休符

付点全休符は、全休符に付点がつきます。

長さは6拍で、全休符に2拍足した長さになります。

付点2分音符・付点2分休符


【付点2分音符】

付点2分音符

付点2分音符は、2分音符に付点がついた音符です。

長さは3拍で、2分音符に1拍足した長さになります。

【付点2分休符】

付点2分休符

付点2分休符は、2分休符に付点がつきます。

長さは3拍で、2分休符に1拍足した長さになります。

付点4分音符・付点4分休符


【付点4分音符】

付点4分音符

付点4分音符は、4分音符に付点がついた音符です。

長さは1.5拍で、4分音符に0.5拍足した長さになります。

【付点4分休符】

付点4分休符は、4分音休符に付点がつきます。

長さは1.5拍で、4分休符に0.5拍足した長さになります。

付点8分音符・付点8分休符


【付点8分音符】

付点8分音符

付点8分音符は、8分音符に付点がついた音符で、長さは0.75拍(3/4)です。

【付点8分休符】

付点8分休符

付点8分休符は、8分休符に付点がついた休符で、長さは0.75拍(3/4)です。

付点16分音符・付点16分休符


【付点16分音符】

付点16分音符

付点16分音符は、16分音符に付点がついた音符で、長さは3/8拍です。

【付点16分休符】

付点16分休符

付点16分休符は、16分休符に付点がついた休符で、長さは3/8拍です。

付点32分音符・付点32分休符


【付点32分音符】

付点32分音符

付点32分音符は、32分音符に付点がついた音符で、長さは3/16拍です。

【付点32分休符】

付点32分休符

付点32分休符は、32分休符に付点がついた休符で、長さは3/16拍です。

付点64分音符・付点64分休符


【付点64分音符】

付点64分音符

付点64分音符は、64分音符に付点がついた音符で、長さは3/32拍です。

【付点64分休符】

付点64分休符

付点64分休符は、64分休符に付点がついた休符で、長さは3/32拍です。

※付点32分音符・休符と、付点64分音符・休符はかなり複雑なため、楽譜に出てくることはほとんどありません。

楽譜を読むには音符の「はた」と「付点」のルールを覚えよう

楽譜を読むポイントは、音符の「はた」と「付点」のルールを覚えることです。

ルールといっても複雑なものをたくさん覚える必要はなく、下記の2つを抑えておけば問題ありません。

  • 「はた」がついたら半分になる
  • 「付点」がついたら1.5倍になる

1つずつ説明します。

「はた」がついたら半分になる

「はた」は音符の「ぼう」についている、波打った線のことです。

はたがつくと、はたをつける前の音符の長さから半分の長さになると覚えておきましょう。

例えば、4分音符(1拍)にはたがつくと、8分音符(0.5拍)になります。

「付点」がついたら1.5倍になる

付点は、音符のたまや休符の横についている、黒丸の点のことです。

付点がつくと、付点をつける前の音符や休符の長さから半分の長さが増えると覚えておきましょう。

例えば、4分音符(1拍)に付点がつくと、付点4分音符(1.5拍)になります。

※4分音符の半分は0.5拍のため(4分音符)1拍+(付点)0.5拍=1.5という形です。

まとめ

音符は読み方が難しいと感じるかもしれませんが、かんたんなルールを覚えれば、規則性に沿って変わっていくだけなので、慣れてしまえば読めるようになります。

しかし、「自分だけで覚えるのは不安」「もっとしっかり勉強したい」という方もいるのではないでしょうか。

椿音楽教室では、音符の読み方・書き方・かんたんな音楽理論を学べる「ソルフェージュコース」があります。

楽譜を正しく解釈できるようになると、表現に深みが出て、演奏をより豊かにしやすくなります。

60分の無料体験レッスンをおこなっているので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

楽譜の読み方に関するよくある質問

 

Q1:楽譜の読み方は?

楽譜は「五線譜」と呼ばれる平行に引かれた5本の線の間に、音符を配置して成り立っています。

五線譜は、下から第1線、第2線、線と線の間を下から第1間、第2間と呼び、上に行くにつれて音が高くなります。

Q2:フラットの意味は?

フラットは「半音」下げるという意味の記号です。楽譜に書かれている場合には、半音下げた音を演奏するという意味になります。

Q3:シャープの意味は?

シャープは「半音」上げるという意味の記号です。楽譜に書かれている場合には、半音上げた音を演奏するという意味になります。

この記事を監修した講師

【初心者必見】楽譜や音符・休符の読み方を徹底解説

森崎愛弓

兵庫県出身。東京藝術大学音楽学部ピアノ専攻卒業。 ミュンヘン国際音楽セミナーやロシアンピアノスクール等その他国内外のセミナーにて研鑽を積む。カワイ表参道等各地で演奏会やリサイタルに出演。現在、主に東京などで演奏活動、指導等を行なっている。

楽器

ピアノ

【森崎愛弓先生監修コメント】

最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは4分音符、そして付点のリズム…と一つずつクリアしていくと、知らぬ間にコツを掴めるようになっていきます。 行き詰まった時は、講師に相談するのが一番です。 楽譜が読めると、音楽の世界は一気に広がります。

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