更新日:2025.03.02
【画像付き】ギターのチューニングのやり方は?チューニングの機械についても解説

「チューニングのやり方がわからない」
「初心者でも分かるチューニング方法を知りたい」
「上手にギターを演奏出来るようになりたい」
チューニングは、楽器を演奏する前の準備運動のようなもので、いい音を出すために必要な工程です。
今回は初心者でも分かるように、画像付きでギターのチューニング方法を解説します。
この記事を読めば正しいチューニング方法が分かるため、ギターの演奏も上手になるかもしれません。
目次
チューニングはいい音を出すための必要な工程
チューニングとは、楽器を調整して正しい音程にする工程です。
楽器はとても繊細で、時間の経過や気温・湿度によって音程がずれやすいため、演奏前にチューニングを行う必要があります。
チューニングをおこなわないと、楽譜通りに演奏しているのに音が合っていないように聴こえたり、正確な音が分からなくなったりします。
チューニングはいい音を出すために必要な工程のため、こまめに行うようにしましょう。
ギターの選び方や上手くなるためのコツについては以下の記事にまとめています。
チューニングの基準音を覚えよう

ギターのチューニングは6つの弦全てで行い、1番太い6弦から順番に下記の音で合わせていきます。※アルファベットは音名の英語表記。
日本の授業で習う「ドレミファソラシド」はイタリア語なのですが、チューニングの際はアメリカ・イギリス語の「CDEFGABC」を多く用いられます。
このチューニング方法は「レギュラーチューニング」と呼ばれており、ほとんどの楽曲はこの方法で演奏が可能です。
ギターには「半音下げチューニング」「ドロップDチューニング」「オープンGチューニング」など、いろいろなチューニング方法がありますが、まずは基本の「レギュラーチューニング」を覚えれば問題ないでしょう。
【初心者でもかんたん】チューニングのやり方を解説
チューニングの方法は、下記の2つの手順で行います。
- チューナーを取り付けて弦を鳴らす
- ペグを回して音を合わせていく
慣れてしまえば、時間を掛けずにできるようになりますよ。
チューナーを取り付けて弦を鳴らす
チューナーとは、音程を確認する機械のこと。
絶対音感を持っていない限り、耳で正しい音程を確認するのはほぼ不可能なため、チューニングの際は必ずチューナを使いましょう。
ギターのチューナーは、ヘッドに取り付ける「クリップ式チューナー」と、ギターとチューナーを線で繋ぐ「接続式チューナー」が一般的です。
初心者は、値段が安くて手軽に使えるクリップ式チューナーがおすすめです。
クリップ式チューナーは、ギターのヘッドに挟んで使います。
チューニングは基本的に6弦から行い、弦は右手の親指で弾き、他の弦は人差し指や中指、薬指で押さえておきましょう。
他の弦の弦が鳴ってしまうと、チューナーが正しく反応しないからです。
左手は、開放弦でチューニングを行ないます。※開放弦とは、どの弦も押さえずに鳴らした音のこと。0フレットとも呼びます。
ペグを回して音を合わせていく
弦を弾くとチューナーに今鳴っている音が表示されるので、液晶の表示が正しい音になっているかを確認します※6弦の場合は「E」が正しい音になる。
チューナーの針が真ん中より左を指している場合は「音程が低い」右を指している場合は「音程が高い」ということになるため、ペグを回して針が真ん中を指すように調整します。
ペグは、回す方向によって音が変わるので覚えておきましょう。
- 反時計回りに回す→音が上がる
- 時計回りに回す→音が下がる

アコースティックギターやレスポールなど、ペグが両側についているギターは、ギターを構えた時に自分の反対側にあるペグのみ、回す方向が逆になるため注意が必要です。

6弦のチューニングができたら、同じ手順で5弦〜1弦もチューニングを行ないましょう。
チューニングを正確に行う8つのポイント

チューニングを正確に行うためにはコツがあります。
今回は8つのポイントを紹介するので、参考にしてみてください。
①音程が上がりすぎた場合は一旦下げる
基本的にチューニングは、低い音から徐々に音程を上げて正しい音に合わせていきます。低い音で弦を緩めた状態から、徐々に弦を締めて音程を上げていくことで、弦のたるみや引っかかりが発生しにくくなり、チューニングの安定性が増すからです。
チューニングで音が上がりすぎた場合は、一旦1音ほど下げてから、音を上げてみましょう。
②チューニングは必ず6弦から行う
ギターのチューニングは6弦から始め、最後に1弦を行うのがコツです。
弦は非常に強い力で張られているため、ペグを回すと少しずつネックが曲がり、他の弦も影響を受けて音程のズレが発生してしまいます。
太い弦ほど張力がかかり影響も大きくなるため、1番太い6弦からチューニングを行い、音程や他の弦への影響を最小限に抑えましょう。
③2回以上チューニングを確認する
②で説明したとおり、弦を1本チューニングすると他の弦も影響を受けるため、チューニングは2回以上確認するようにしましょう。
1弦までチューニングをした後にもう一度6弦を確認したところ、音程が狂っているケースはよくあります。1回目のチューニングではペグをたくさん回しがちなため、その分各弦が影響を受けやすくなるからです。
6弦から1弦までを1回とし、同じ行程を繰り返しましょう。演奏に入る前に最低でも2回チューニングを行うと安心です。
④弦を強く弾かない
弦は、強く弾かないようにしてください。通常、弦を弾いた直後の音は少し高くなりますが、時間が経てば正しい音程に戻ります。
しかし、強く弾いてしまうとその分だけ弦が引っ張られ、正しい音に戻るまでに時間がかかるので注意が必要です。音が弱すぎてもチューニングが不安定になるため、チューナーが反応する音量で丁寧に弦を弾くようにしましょう。
⑤弦を何回も弾かない
④に付随しますが、弦を弾いた直後は少し音が高くなり、だんだん元に戻ります。
音程が戻る前に弦を何回も弾いてしまうと、少し高めの音程で合わせることになるため、正確なチューニングができなくなってしまいます。弦を1回弾いたら、チューナーの針が安定するまで待ちましょう。
⑥ペグを一気に回さない
音程がズレているからといって、ペグを一気に回さないことも大切です。ペグを回した分だけ弦が張るため、一度にたくさん回すと弦が切れてしまう可能性があるからです。
また、ペグは少し回しただけでも音程が変わりやすく、一気に回すことでチューニングが難しくなってしまいます。ペグは慎重に少しずつ回すようにしましょう。
⑦弦を弾いた瞬間に合わせる
チューニングは、弦を弾いた瞬間に合わせましょう。弾いた瞬間とその後では、弦の振動数により音程が変化します。
そのため弦を弾いてからチューナーを見ると、針が揺れてどこに合わせるべきかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
チューニングはチューナーを見ながら同時に行い、軽く弦を弾いた瞬間の音程で合わせるようにしてみてください。
⑧実際に演奏する姿勢でチューニングを行う
チューニングをするときは、実際に演奏する姿勢で行いましょう。
ギターを机などに置いたり、違う姿勢で行ったりすると、重力が弦の振動数に影響するため正しい音程でチューニングができません。
ギターはとてもデリケートですぐに音程が狂いやすい楽器のため、いざ演奏しようとギターを持ってみたら音がズレていることもありえます。
チューニングのときは、ぜひギターの状態や姿勢にも気をつけてみてください。
チューナー以外でチューニングをする方法
いざチューニングしようとしてチューナーを持っていなかったり、チューナーが電池切れだったりすることもあるかもしれません。
そのようなときに焦らないよう、以下の2つのチューニング方法を覚えておきましょう。
- アプリを使う
- オンラインチューナーのサイトを使う
それぞれ説明します。
アプリを使う
スマホにチューニングのアプリを入れておくと便利です。さまざまな種類の無料アプリが出ているので、好みのものをインストールしましょう。
いくつかの弦楽器に対応しているアプリの場合は、ギターを選択して使用します。あとはマイクへのアクセスを許可すれば使えるので簡単です。
アプリとはいえチューニングの精度が高いものも多く、しっかりチューナー替わりとして使えます。
オンラインチューナーのサイトを使う
オンラインチューナーのサイトでチューニングをする方法もあります。サイトにアクセスするだけなので、ダウンロードする手間もかかりません。
さまざまなサイトがありますが、使い方はボタンを押すだけのシンプルなものがほとんどのため、いずれも簡単に利用できます。
チューナーがなくアプリをダウンロードできないときにも、オンラインチューナーのサイトがあることを覚えておきましょう。
チューニングが上手く行かない時の対処法

上記の8つのポイントを試してみても、チューニングが上手く行かないことはあるでしょう。
その場合は、下記の2つの方法を試してみてください。
- 音程が低すぎないか確認する
- チューナーの表示を確認する
音程が低すぎないか確認する
チューニングの音程が低すぎると、本来調整したい音と違う音がチューナーに表示されることがあります。
例えば「E」(ミ)をチューニングしたいときに音程が低すぎると、1音低い「D」(レ)がチューナーに表示されます。
音程が低すぎることに気づかずにペグを回し続けると、弦が切れてしまうので注意しましょう。
自分がどの音を出しているのかわからない場合は、下記の楽譜を参考にしてみてください。

チューナーの表示を確認する
メーカーや種類にもよりますが、チューナーにはいろいろなボタンがついているため、うっかり違うボタンを押してしまう可能性もあります。
その場合は下記を確認してみましょう。

①表示が「G/ギター」になっているか確認しましょう。
チューニングのモードを表示しているため、ギターの場合には「G/ギター」もしくは「C」(クロマチックモード)に設定しましょう。
②440Hzになっているかも確認しましょう。基準となる周波数(ヘルツ=Hz)を表しています。
ポピュラーミュージックの場合、基準音となる「A」(ラ)を440Hzに合わせて演奏します。
まとめ
チューニングはいい音を出すために必要な工程なので、しっかりとマスターしておくと良いでしょう。
チューニングが出来るようになったら、演奏も上手くなりたいですよね。
椿音楽教室では、ギターレッスンを行っています。
ギターは独学でもある程度演奏出来るようになりますが、より高度なテクニックを身につけたい場合は、プロのレッスンを受けるのがおすすめです。
60分の無料体験レッスンをおこなっているので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
ギターのチューニングに関するよくある質問
Q1:ギターのチューニングはどうするの?
チューニングの方法は、下記の2つの手順で行います。
- チューナーを取り付けて弦を鳴らす
- ペグを回して音を合わせていく
Q2:ギターの締める向きは?
ペグを時計回りに締めると音が下がっていきます。音を上げたい場合には、反時計回りに締めます。
ペグが両側についているギターは、ギターを構えた時に自分の反対側にあるペグのみ、回す方向が逆になるため注意が必要です。
Q3:ギターのチューニングは何に合わせる?
チューナーを使い、各弦の基準音に合わせましょう。
絶対音感を持っていない限り、耳で正しい音程を確認するのはほぼ不可能なため、チューニングの際は必ずチューナを使いましょう。
ギターのチューナーは、ヘッドに取り付ける「クリップ式チューナー」と、ギターとチューナーを線で繋ぐ「接続式チューナー」が一般的です。




【中島寛太先生監修コメント】
ギターという楽器はピアノなど他の楽器よりも狂いやすいため、演奏前は必ずチューニングをするように心がけましょう。最初はチューニングに時間がかかってしまうかもしれませんが、ゆっくり確実にやっていけば、だんだん慣れていきます。余談ですが、プロギタリストの方はみんなチューニングがとても早いです。