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更新日:2025.03.02

シャウトの出し方とは?初心者におすすめの練習曲も紹介!

シャウトの出し方とは?初心者におすすめの練習曲も紹介!

「シャウトの出し方が分からない」
「シャウトって喉が痛くなりそうで心配」
「おすすめの練習曲が知りたい」

シャウトと言えば、ロックバンドやヘヴィメタルバンドをイメージする人が多いのではないでしょうか。

インパクトがありとても格好良く歌えるテクニックですが「出し方が分からない」と悩んでいる人もいるかもしれません。

本記事ではシャウトの出し方から歌うときの注意点、おすすめの練習曲を紹介しているため、上手く出せるようになりたい人はぜひ参考にしてみてください。

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シャウトとは?

シャウトは英語で「叫ぶ」を意味しており、歌い方のテクニックにおいては「叫ぶように歌うこと」を指してます。

ロックやヘヴィメタルバンドでよく使われるテクニックで、ONE OK ROCKやデーモン閣下などをイメージする人も多いかもしれません。

シャウトができるようになると、歌にインパクトが出て迫力や格好良さが増すため、ぜひマスターしてみましょう。

シャウトの出し方は2種類ある

シャウトの出し方は2種類ある

シャウトは音楽業界、特に海外では「スクリーム」と呼ばれており、主に下記の2種類が使用されています。

  • フライ・スクリーム
  • フォールス・コード・スクリーム

それぞれ出し方や聴き手に与える印象などが異なるため、歌いたい曲のジャンルによって使い分けると良いでしょう。

フライ・スクリーム

「フライ・スクリーム」は声帯を閉じたまま発声するテクニックで、発音が聴きやすく様々なジャンルで使用されているため、シャウトと言えばフライ・スクリームをイメージする人も多いかもしれません。

フライ・スクリームは、エッジボイスと呼ばれる「あ゛あ゛あ゛あ゛」という声を裏声に乗せて叫ぶことで、ブツブツと途切れるような歪みが生まれ、中音域〜高音域のシャウトで活躍します。

フォールス・コード・スクリーム

「フォールス・コード・スクリーム」は、声帯を大きく広げて声を通すことで音を歪ませるテクニックで「グロウル」や「ガテラル」などと呼ばれる低音のシャウトに使用されています。

日本では「ダミ声」や「がなり声」などを総称して「デスボイス」とも呼ばれており、不気味な雰囲気を演出できるため、よくヘヴィメタルなどで使用されます。

シャウトを出す前にウォーミングアップをしよう

シャウトを出す前にウォーミングアップをしよう

シャウトを練習する際は、必ずウォーミングアップをおこないましょう。

なぜなら、シャウトは高度なテクニックで喉に負担がかかりやすいため、いきなり出すと喉を痛めてしまう可能性があるからです。

スポーツも、ウォーミングアップをしないで始めるとケガに繋がりやすいですよね。

歌も同様のため、下記の手順でしっかりと喉を整えてからシャウトを練習するようにしてみてください。

①姿勢を正す

声を出す前に正しい姿勢を取ることで、発声するときに使う筋肉が動かしやすくなるだけでなく、腹筋や背筋にも力を入れやすくなるため歌いやすくなります。姿勢を正すときはまっすぐ立って前を向き、猫背にならないように注意しましょう。

普段猫背になりやすい人や、正しい姿勢が取れているか分からない人は、全身鏡でチェックするのもおすすめです。

自分の姿勢を客観的に見ることで、癖や気をつけるポイントを意識できますよ。

②喉を開いて声を出しやすくする

喉を開くことで大音量で迫力のある声が出せるようになったり、声が遠くまで通りやすくなったりするだけでなく、痛めるリスクも軽減できます。

シャウトは喉に負担がかかりやすいテクニックのため、念入りに準備をおこないましょう。

あくびをするようなイメージでリラックスして喉仏を下げて口を大きく広げると、喉が開きやすくなります。

③腹式呼吸を意識する

腹式呼吸は、横隔膜と呼ばれる胸腔と腹腔の間にある筋肉の膜を上下に動かす方法で、歌を歌う上で欠かせない基礎テクニックです。

腹式呼吸は吸うときにお腹が膨らみ、吐くときに凹む点がポイント。

最初はコツが掴みにくいですが、腰に手を当てたり寝転がっておこなったりすると、お腹の膨らみが分かりやすいでしょう。

間違ったシャウトは喉を痛める原因になる

間違ったシャウトは喉を痛める原因になる

シャウトは正しい練習方法が確立されていないため、間違った方法で練習をおこなう人も多いです。

しかし間違ったシャウトは喉を痛めるだけでなく、最悪の場合喉が潰れる原因にもなりかねないため、無理な練習には気をつけましょう。

特に、下記の3つの注意点は守るようにしてください。

  1. とにかく叫ぶ
  2. 息を大量に吐いて声を歪ませる
  3. 咳払いをするように声を出す

1つずつ解説します。

①とにかく叫ぶ

シャウトは叫ぶように声を出すテクニックですが、実際に叫んでいるわけではありません。

普通に叫んでもシャウトに似た声が出るため、特に初心者はできていると思いがちですが、すぐに喉を痛めてしまうだけでなく、ポリープや結節の原因になる可能性があり非常に危険です。

「喉が痛いな…」と感じたらそれは叫んでしまっている状態なので、そのまま続けないようにしましょう。

②息を大量に吐いて声を歪ませる

シャウト特有の歪みは、普通の発声よりも息を多く吐くことがポイントですが、多ければ多いほど良いわけではありません。

声を歪ませるために必要な量以上の息を吐くと、息が続かなくなり瞬間的なシャウトしか出せなくなってしまいます。

適量は人によって異なるため、どの程度息を吐けば良いかは練習しながら把握していきましょう。

③咳払いをするように声を出す

「ん゛ん゛ん゛」などの咳払いをするような声も、喉を痛める原因になります。

咳払いは風邪をひいたときに出ますが、やりすぎると喉が痛くなりますよね。

シャウトの練習も同様で、続けてしまうとポリープや結節の原因にもなりかねないため注意が必要です。

正しいシャウトの出し方を覚えよう

シャウトは、正しい出し方を知った上で練習をおこなうのが大切です。

シャウトはフライ・スクリームとフォールス・コード・スクリームの2種類に分かれており、それぞれ練習方法が異なるため、ポイントを押さえておきましょう。

フライ・スクリームの練習方法

ONE OK ROCKのようなシャウトを、フライ・スクリームといいます。声帯を閉じたまま発声するエッジボイスに、息を強く吐き叫ぶように発声してくださいエッジボイスとは「あ゛あ゛あ゛あ゛」というガラガラした音を指し、声帯を歪ませる発声方法です。

フライ・スクリームは、次の2点がポイントになります。

  • 息量の感覚を掴む
  • 舌を下げて勢いよく息を吐く

早速、練習していきましょう。

息量の感覚を掴む

エッジボイスに乗せて、声を前に飛ばすよう強く息を吐きますエッジボイスとファルセットを重ねるイメージです。ファルセットについては、後述します。フライ・スクリームが鳴るよう息の量をコントロールし、その感覚を覚えて練習を繰り返しましょう。

慣れないうちは強い声が上手く出せないと思いますが、練習あるのみです。始めは少ない息の量で声を出しながら感覚を掴んでいき、慣れてきたら音程を下げて息の量を増やしてみてください。「イヤー」や「イエー」などの発音で息を吐くと、やりやすいです。音が響く位置を探して、声帯に負担をかけすぎないようゆっくり練習しましょう。

舌を下げて勢いよく息を吐く

息の量がコントロールできたら、ファルセットの練習もあわせて行いましょうファルセットは、喉を開いて吐息に声を混ぜるように発声します。平井堅さんや宇多田ヒカルさんをイメージすると、分かりやすいです。その状態で、勢いよく息を吐くとフライ・スクリームの発生ができます。

フォールス・コード・スクリームの練習方法

マキシム ザ ホルモンのようなシャウトを、フォールス・コード・スクリームといいます。だみ声やがなり声などの低音が響く不気味さが特徴の、いわゆるデスボイスです。フライ・スクリームとは逆に、声帯を開いて歪んだ音を発声します

フォールス・コード・スクリームは次の2点がポイントになります。

  • 声帯を開いて声を歪ませる
  • 舌を平らにする

 フライ・スクリームも、早速練習していきましょう。

声帯を開いて声を歪ませる

フォールス・コード・スクリームは、声帯を開いて強く息を吐きだし、仮声帯を振動させます声帯の開き方は、あくびやため息をするときと同じように口を開いて、喉仏を下げるようなイメージです。また仮声帯とは、声帯の上にある細長い隆起物のことです。普段は発声に関係せず、喉の保護などの役割があります。

そして、口の形を少しすぼめるようにし、「オ゛オ゛オ゛オ゛ー」という歪んだ音を発声してください。このとき、腹式呼吸を意識して、お腹をへこますように息を強く吐く練習もあわせて行いましょう。

舌を平らにする

舌を平らにし、自然な状態で安定させてみましょう。自然と喉が開きやすくなります。無駄な力が入ると、口の中や喉の空間が狭くなってしまうため、喉に負担がかかりやすくなるので注意してください。

 喉仏が下がらない場合は、舌先を丸めると舌の根元が下がり、自然に喉仏が下がります喉仏が下がれば、低い音も出しやすくなりますよ。

 フライ・スクリームとフォールス・コード・スクリームは、どちらも使いこなせると歌える曲の幅が確実に広がります。正しいシャウトの出し方で、喉に負担をかけないよう歌を楽しみましょう。

シャウトの練習におすすめの曲5選

シャウトの練習は、曲で実践するのもおすすめです。

今回は下記の5曲を紹介します。

  1. NO SCARED/ONE OK ROCK
  2.  maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~/マキシマム ザ ホルモン
  3.  蝋人形の館/聖飢魔II (デーモン閣下)
  4. SEE YOU /coldrain
  5. うっせえわ/ Ado

フライ・スクリームとフォールス・コード・スクリームをそれぞれを上手く使い分けていたり、全体的にシャウトを激しく取り入れていたりする曲をピックアップしているため、ぜひ参考にしてみてください。

練習は、喉を痛めないように適度に休憩を取りながらおこなってくださいね。

①NO SCARED/ONE OK ROCK

ONE OK ROCKは、日本のみならず世界でも活躍しているロックバンドで、シャウトを使用している曲も多いです。

「NO SCARED」はボーカルのTakaのシャウトが特に効いている曲で、全体的に激しめな点が特徴です。

ONE OK ROCKは知っている人も多いため、カラオケなどでかっこよくシャウトを決められたら周りから歌が上手いと思ってもらえるでしょう。

②maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~/マキシマム ザ ホルモン

デスボイスといえばマキシマムザホルモンと言っても過言ではありません。

「maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう〜」は、激しい曲調とキャッチーなメロディーのバランスが魅力で、ボーカルのダイスケはんのキャーキャーと叫ぶ高音のシャウトや、極悪人のような低音デスボイスの使い分けが見事です。

みんなで盛り上がれる曲のため、カラオケや宴会などでシャウトを決められるように練習してみましょう。

③蝋人形の館/聖飢魔II(デーモン閣下)

聖飢魔IIは日本を代表するヘヴィメタルバンドで、メンバーにはデーモン閣下がいます。

デーモン閣下は、日本でトップレベルのシャウトを持つと言われており、高音の叫びがとにかくレベルが高いです。

白塗りで悪魔のようなビジュアルも相まって、よりシャウトに迫力がありますよね。

ぜひデーモン閣下のシャウトを真似してマスターしてみましょう。

④SEE YOU /coldrain

coldrainも日本や海外で活躍するロックバンドで、エモ、スクリーモ、ポストハードコアから強く影響を受けた曲調がポイントです。

「SEE YOU」 は、激しいシャウトと親しみやすいクリーンなメロディを使い分けており、ボーカルのMasatoの突き抜けるようなハイトーンボイスと激しいシャウトが魅力と言えるでしょう。

シャウト以外のテクニックも必要ですが、歌いこなせればレベルアップも可能なため、頑張って練習してみてください。

⑤うっせえわ/ Ado

「うっせえわ」は、YouTube総再生数が1億回を超えるAdoの超人気代表曲です。

サビの前の「あ”〜」というシャウトが特徴的で、全体的にハスキーな低音ボイスのため、男女ともに歌いやすく練習もしやすいでしょう。

歌詞もかなり強めでメッセージ性があるため、シャウトにも気持ちが乗りやすいですよ。

トレンド曲ということもあり多くの人が歌っていますが、シャウトをマスターして、周りと差をつけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

シャウトは「叫ぶように歌うこと」を意味し、歌にインパクトや格好良さが出るテクニックですが、喉に負担がかかりやすいため正しい方法で練習をする必要があります。

そのため「自分が正しく練習できているか分からない」「喉を痛めるのが怖い」と不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

正しい方法でより早くシャウトをマスターしたい場合は、プロのレッスンを受けるのがおすすめです。

プロは正しい知識を持っているため、喉に負担をかけずにシャウトを練習できますよ。

椿音楽教室にはボーカル教室があり、バンドでの活動経験や有名アーティストとの共演経験を持つ一流の講師陣が、ボイストレーニングから歌うときのテクニックまで丁寧に教えてくれます。

60分の無料体験レッスンをおこなっているので、気になる人はお気軽にお問い合わせください。

シャウトの出し方に関するよくある質問

ここではシャウトの出し方に関するよくある質問をご紹介します。

シャウトとがなり声の違いは?

シャウトは、多くの息を吐き、声を歪ませて叫ぶように発声する歌い方です。一方がなり声は、仮声帯を閉じてノイズを出すよう発声する歌い方で、ガラガラとした音が特徴です。

シャウトはONE OK ROCK の「NO SCARED」、がなり声はAdoの「うっせぇわ」のイメージです。国やジャンルによって異なる場合もありますが、がなり声をシャウトの一種として考えるケースもあります。

シャウトとデスボイスの違いは?

シャウトは、基本的に高音域の音を、メロディに合わせて叫ぶように歌うことが多いです。さまざまなジャンルの曲で使われる発声方法であることも、特徴の一つです。一方、デスボイスは、低音の歪んだ音を音程やメロディに関係なく叫ぶ歌い方です。デスメタルやブラックメタル、ハードコア系などのヘヴィメタルでよく使われます。

マキシム ザ ホルモンやDIR EN GREYを思い浮かべると、分かりやすいです。国やジャンルによって異なる場合もありますが、シャウトをデスボイスの一種として考える場合もあります。

この記事を監修した講師

樋口舞

樋口 舞

歌手、作詞・作曲家
1月27日生まれ 水瓶座 O型
2000年1月から2011年11月まで、ロックバンド、歌姫楽団の歌姫として活動。
作詞・作曲・ボーカルを担当。古き良き物や「和」の心を愛する。
昭和歌謡、シャンソン、ジャズ、ロック、ブルースまで、幅広いジャンルの要素を取り入れた懐かしくて新しい楽曲が特徴。
それ故に、客層も性別、年齢、国籍を問わず幅広い。
2006年にメジャーデビュー、2009年にはサマーソニックへの出場も果たした。
歌姫楽団解散後、ソロ活動を開始。
ライブ活動を中心に様々なアーティストへの楽曲提供や舞台音楽、舞台出演、稲川淳二の怪談ナイトへの出演等、活動の幅を広げ日々輝きを増している。

講師としては椿音楽教室をはじめ、音楽学校メーザーハウス、avexアカデミーなど、数多くの生徒さん、アーティストさんを指導。

楽器

声楽・ボーカル,声楽,ボーカル

【樋口 舞先生監修コメント】

シャウトは心の叫びです。叫ぶからには意味があります。ただ上べをコピーするだけでは薄っぺらいシャウトになってしまいます。シャウトしている部分の歌詞の意味や、作詞者の気持ちも一緒にコピーした上で、喉を痛めない様に注意しながら練習しましょう。上手くできれば、楽曲に素晴らしい華を添える歌唱になると思います。

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