更新日:2017.05.08
【オーディオインターフェース】~椿音楽教室~
演奏や歌唱を生業としている方の中には、録音やその他の周辺機器関して異常に詳しい方と、生演奏のみに特化しておりあまり詳しくない方、両極端の人種がいる……というのが私のプレイヤーに対しての(不躾な)イメージだ。
その真偽はともかくとして、音楽シーンが配信に移り変わろうとする中、デジタルとお友達になることに損は一つもない。そこで、このコラムで少しでも音楽を支えている周辺機器について知ってもらうための導入になればと思って、今日はオーディオインターフェースについて触れようと思う。
オーディオインターフェース。なんだかよく聞くけれども、実際のところなんのことかよくわからない、という方も多いだろう。
オーディオインターフェースは、その名の通り、オーディオをインターフェースする機械だ。音、つまり空気の振動というアナログな代物を、オーディオ波形というデジタルのデータに変換するための変換器だ。普段何気なしにパソコンやスマートフォンから聞いている音楽も、実はこのオーディオインターフェースを通してイヤホンなどで聞けるのである。
では、作曲家やエンジニアさんがよく話しているオーディオインターフェースとはなんなのか。実は、パソコンに内蔵されている出力だと、CDのようなハイクオリティな音を聴いたり録音したりするのは不可能だ。だから別途オーディオインターフェースを買う必要がある。みんなが話しているのは、その種類や値段のことだったのだ! パソコンについないで使い、より高機能なインターフェースほどいい音で楽器を録音でき、またしっかりと普段なら聞こえない高音や低音を聞き取ることができる。
今後プレイヤーさんの中で、パソコンやスマートフォンを使って自分の演奏を録音したい、という方にはぜひオーディオインターフェースの存在を思い出して欲しい。
余談だが、私は初めて購入したインターフェースを未だに使っている。だが、最近なってインターフェースのご機嫌が斜めな時が(用は機械の調子が悪い時)が多くなってきた。精密機械だし、そろそろ新しいものに買い替えようと思っている。
ちなみに、インターフェースはパソコンと出力機器(ヘッドホンやスピーカー)の仲介役だ。間違ってインタフェースだけ買って、ヘッドホンがないために音を聞けない、ということにならないように注意されたし!