更新日:2023.06.01
トランペットの選び方を知りたい!おすすめのトランペットも紹介!
トランペットを始めようと考えているが、どのようなトランペットを選べば良いのか分からず困っている方はいませんか?
トランペットと一言で言っても、さまざま種類のトランペットがあり、それぞれ得意とする音楽も異なります。
そのため、この記事でご紹介するトランペットの選び方を理解してから、トランペットを選ぶようにしましょう。
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目次
まずはトランペットの種類を知ろう
トランペットを選ぶ際には、まずトランペットの種類を知る必要があります。
トランペットには大きく分けて4種類のトランペットがあります。その4種類のトランペットから、さらに素材の違いやベルの違いもあるため、最初は自分がどの種類のトランペットが良いのか決める所から始めると良いでしょう。
B♭トランペット
B♭トランペットは使用している方の多いトランペットで、見たことのある人も多いでしょう。学校の吹奏楽からオーケストラ、ジャズでも使用されているメジャーなトランペットです。
「トランペット」と言うと、この種類のトランペットを指していることも多いですね。音の表現力やバランスも良く、扱いやすいトランペットとも言えます。
Cトランペット
Cトランペットは、オーケストラやクラシックコンサートのソロ演奏で使用されることの多いトランペットです。また、日本ではB♭トランペットがメジャーですが、フランスではこのCトランペットがメジャーです。
音色もB♭トランペットよりも華やかな音色を奏でることができます。そのため、ソロ演奏でも十分に華やかな演奏ができるでしょう。将来、ソロで演奏したい方におすすめのトランペットです。
ロータリートランペット
ロータリートランペットは、ドイツやオーストリアの曲を演奏する際に多く使用されるトランペットです。見た目はホルンに似ていて、音色もホルンやトロンボーンなどの楽器と相性の良い音色をしています。
昔は、ドイツやオーストリアのオーケストラで多く使用され、ほかの地域ではあまり使用されていなかった楽器です。しかし、近年では多くの国のオーケストラでも、使用される機会が増えているトランペットです。
ピッコロトランペット
ピッコロトランペットは、上記で説明したどのトランペットよりも、管が短いトランペットです。B♭トランペットの半分ほどの長さしかありません。
このトランペットは、バロック音楽を演奏する際には必須と言えるほど使用されるトランペットです。音色も明るく美しいのが特徴的です。
バロック音楽に興味のある方は、練習してみても良いかもしれません。
トランペットの選び方のポイント
自分がどのような種類のトランペットを演奏したいのか決めたら、その種類のトランペットの中から選ぶことになるでしょう。
その際には、4つの知っておくべき選び方のポイントを理解して、選ぶと後から後悔する可能性が低くなります。そのため、以下で説明する選び方のポイントも見ておきましょう。
材質で選ぶ
まずは、トランペットの材質を決めましょう。トランペットに使われる素材は以下の2種類あります。
・イエローブラス
・ゴールドブラス
イエローブラスと呼ばれる素材は銅を70%、残りが亜鉛でできている物を言います。明るく透き通るような音色を奏でられるのが特徴です。
また、ゴールドブラスと呼ばれる素材は銅を85%、亜鉛15%でできている物です。イエローブラスに比べると演奏する際に、抵抗を感じることがありますが、温かみのある優しい音色を奏でられます。
塗装で選ぶ
トランペットは塗装でも音色が変わるため、トランペットを選ぶ際には塗装にも注意しましょう。
トランペットに使用される塗装は、以下の4つです。
・クリアラッカー
・ゴールドラッカー
・銀メッキ
・金メッキ
クリアラッカーはトランペットの表面に透明な塗料を塗る仕様の物です。明るく透き通った音色が特徴的です。
ゴールドラッカーは、クリアラッカーの塗料に金色の塗料を混ぜた仕様の物で、クリアラッカーよりも力強い音色を奏でられます。
銀メッキは、吹奏楽やアンサンブルでも使用されることの多い仕様で、温かみのある音色を奏でながらも、ほかの楽器との相性が良いことが特徴です。
金メッキは、銀メッキよりも重厚感のあるゴージャスな音色を奏でられます。しかし、銀メッキよりも息を吹いた時の抵抗感が大きい仕様です。
ベルの種類で選ぶ
トランペットを選ぶ際には、ベルの種類も選んだ方が良いでしょう。
トランペットのベルは「一枚取り」と「二枚取り」の2つの方法で製造されています。
一枚取りで製造されたベルは、遠くまで響くような音色を奏でることができます。製造方法も二枚取りに比べると複雑で、真鍮と呼ばれる銅と亜鉛を混ぜた物の板を筒状にして、叩き伸ばしてベルの形にします。
その際に、何回もハンマーで叩くことで真鍮が鍛えられて、遠くまで響く音を奏でられるようになります。
反対に、二枚取りで製造されたベルは、機械で製造されることも多く、安価なモデルで使用されることが多いです。管とベルの部分を分けて製造し、後から溶接してベルの形にしているため、一枚取りよりも簡単に製造することができます。
楽器店で選ぶ
トランペットを選ぶ際には、楽器店で選ぶことをおすすめします。
トランペットに限らず、現在では多くの楽器がインターネットで手に入ります。しかし、初心者である場合には、どのトランペットが良いのか、自分はどのような音色が良いのか理解していないことが多いでしょう。
その状態で、インターネットを使用してトランペットを購入してしまうと、後から「別のモデルが良かった」「別の種類のトランペット」が良かったと後悔してしまいます。
そのため、初心者は楽器店で店員さんのアドバイスも貰いながら、自分の演奏しやすいトランペットを選ぶと良いでしょう。知り合いにトランペットに詳しい方がいれば、一緒に選んでもらうと安心ですよ。
初心者におすすめのトランペット
トランペットの選び方以外にも、おすすめのトランペットを知りたいという方もいるでしょう。
そのため、以下では、初心者におすすめのトランペットを3つご紹介します。初心者でも演奏しやすいトランペットであるため、選ぶ際の参考にしてみてください。
「Eastar」B♭調 トランペット ETR-380
B♭調トランペット ETR-380は、音色や演奏のしやすさを保ちつつ軽量化したモデルです。指かけも可動式になっており、自分の手のサイズに調整することができます。
チューニングもしやすく、息漏れがしにくいため、音が出しやすくなっています。そのため、小柄な方や小学生・中学生に人気のあるトランペットです。
※「B♭調トランペット ETR-380」の商品情報はこちらからご確認ください。
「ヤマハ」YTR-2330
「ヤマハ」YTR-2330は、演奏のしやすさや耐久性にこだわりながらも、確かな音程で演奏できるように制作されたトランペットです。
初心者でも演奏しやすいように、重さのバランスも調整されており、吹きやすいのが特徴的です。そのため、トランペットを始める方に人気のあるトランペットですね。
※「ヤマハ」YTR-2330の商品情報はこちらからご確認ください。
「ヤマハ」YTR-6335RC
「ヤマハ」YTR-6335RCは、扱いやすい設計でありながらも、さまざまなジャンルの音楽で使用できるように調整されたトランペットです。
初心者の場合には、自分の演奏したいジャンルの音楽が決まっていないこともあるため、このトランペットのように幅広く演奏できる物を選ぶと良いでしょう。
また、ヤマハがこだわって制作しているため、音色に関しても満足できるでしょう。
※「ヤマハ」YTR-6335RCの商品情報はこちらからご確認ください。
トランペットを始めるなら
今からトランペットを購入し、練習を始めようと考えているのなら、音楽教室に通うことを検討してみてはいかがでしょうか。
トランペットを独学で上達させることは可能ですが、やり方が分からずに挫折してしまう方も多いでしょう。そうならないためにも、音楽教室に通って正しい練習方法で練習することが効果的です。
また、音楽教室に通う際は、椿音楽教室に通うことをおすすめします。
椿音楽教室では、演奏実績のある、先生があなたに合った練習方法を提案し、マンツーマンで指導してくれます。さらに、全国200ヵ所以上にある音楽スタジオでレッスンを受けられるため、仕事をしながらでも通いやすいでしょう。
体験レッスンやオンラインレッスンもおこなっているため、一度参加してみると良いですよ。
まとめ
この記事を読んで、トランペットの選び方やおすすめのトランペットは理解できたでしょう。
しかし、トランペットを選ぶ際に重要なのは、自分の好きなトランペットを選ぶことです。そうしないと練習へのモチベーションを保つことが難しく、挫折しやすくなります。
まずは、トランペットにどのような種類があって、自分はどの種類のトランペットを演奏したいのかを決めてから選ぶことが大切です。
この記事を監修した講師
藤島さゆり
楽器
トランペット
【藤島さゆり先生監修コメント】
「自分に適した楽器」に出会うためには実際に音を出し何本か吹き比べてみる事をオススメします。必ずしも高額なものが良いという訳では無く、予算内で吹きやすく好みの音色の楽器を見つけることが上達していく過程でとても必要です。最高のトランペットに出会えるように、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。