ミックスボイスの出し方のポイントとは?感覚を掴むコツを徹底解説 | 椿音楽教室

公開日:2022.10.06 更新日:2022.10.23

ミックスボイスの出し方のポイントとは?感覚を掴むコツを徹底解説

ミックスボイスの出し方のポイントとは?感覚を掴むコツを徹底解説

「ミックスボイスを出せるようになりたい」「ミックスボイスを練習しているけどいまいち感覚が掴めない」「高音の声量が安定しない」

 

こんな悩みを持っていませんか。

 

ミックスボイスは地声と裏声が混ざった中間の声です。

 

この記事ではミックスボイスの出し方や感覚を掴むためのコツ、上達するポイントについて解説します。

 

ミックスボイスが出せるようになるために、ミックスボイスの得意な歌手やおすすめの練習曲もまとめているのでぜひ参考にしてみてください。

 

ミックスボイスとは

 

ミックスボイスチェストボイスとヘッドボイスの間の声がミドルボイスです。

その3つの声域を綺麗に行き来出来るようになる発声を「ミックスボイスを使う」と表現します。 イメージしやすくお伝えすると、ミックスボイスは地声と裏声が混ざった中間の声を使うようなイメージです。。

 

ミックスボイスは低音から高音まで自由自在に出せる声で、地声のような力強さや安定感を保ちつつ、裏声のような高音域も出せるのが特徴です。

 

ミックスボイスを出すことができれば、喉に負担をかけることなくハイトーンが出せるようになりますよ。

 

ミックスボイスは、普通の声に比べて豊かで響きある声になります。

 

まずは自分の声質を確認しよう

 

ミックスボイスを出せるようになるためには自分の声質を知り、その声質に合った練習をすることが大切です。

 

まずは、自分がどのような声質を持っているのかをチェックしてみましょう。

 

声質を知っておくことで声質に合う楽曲を選びやすくなり、ミックスボイスの練習を効率的におこなうことができます。

 

自分の声質の確認の仕方

 

声質とは声の性質、音質のことを指します。

 

声質をコントロールできると歌の雰囲気に合わせて感情表現ができるようになります。

 

まずは自分の声がどのようなタイプに分類されるのかを知っておきましょう。声の声質は大きく分けて2つに分かれます。

 

  1. クリアボイス:透明感のある透き通った声
  2. ハスキーボイス:深みがあるかすれた声

 

さらにそれぞれが高音と低音に分けられるため、4パターンに分類されます。

 

そして、声質を確かめる簡単なセルフチェックの方法は2つあります。

 

  • スマホやボイスレコーダーなどで録音した自分の声を聞いてみる
  • 声質を分析してくれるアプリを活用する

 

アプリを使用すると、あなたの声を分析し特性を教えてくれます。

 

声の高さや声質をグラフ化して表してくれるため、自分の声質を簡単に知ることができますよ。声質の長所や短所も教えてくれるので、自分の直すべき改善点も知れて一石二鳥ですね。

 

レコーダーなどを用いて声質を確かめる方は下記を参考に自分の声を分析してみましょう。

 

声質セルフチェックリスト

声の印象

明るいor暗い

ぼやけているのorハキハキしている

力強く太い声or繊細な声

声が通るor声が通らない

かすれている声or含みのある豊かな声

声量

大きな声or小さな声

強い声or弱い声

スピード

早いor遅い

滑舌がいいor悪い

音程

高いor低い

 

ミックスボイスが得意な歌手

 

自分の声質に似ているアーティストの歌で練習をするのも、ミックスボイスが上達する近道です。

 

ここではミックスボイスが得意な歌手を紹介します。

 

男性ボーカル

 

ミックスボイスが得意な男性ボーカルは下記のとおりです。

 

  • スピッツ/草野マサムネ
  • Official髭男dism/藤原聡
  • King Gnu/井口理

 

草野さんは低音から高音まで切り替わった感じが一切なく、安定感がある声を持っています。

King Gnuの白日は難易度が高いですが、ミックスボイスの練習におすすめの一曲です。

 

女性ボーカル

 

ミックスボイスが得意な女性ボーカルは下記の通りです。

 

  • Superfly
  • アンジェラ・アキ
  • MISIA

 

MISIAさんは音域の広さもさることながら、美しくて明るい音色の響きが特徴です。身体全体で歌を響かせながらコントロールできています。

 

ミックスボイスの出し方と感覚を掴む5つのコツ

 

ミックスボイスの出し方と感覚を掴むためのコツを紹介します。

 

感覚を掴むコツは下記の5つです。

 

  1. 身体全体がリラックスした状態かを確認する
  2. 腹式呼吸をマスターする
  3. 喉が開いているかチェックする
  4. 裏声を出す練習をする
  5. ハミングで鼻腔に共鳴させる

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

身体全体がリラックスした状態かを確認する

 

まずは身体全体がリラックスした状態であるかどうかを確認してみましょう。身体全体を使って響かせながら歌うことで、ミックスボイスが出しやすくなります。

 

足は肩幅に開き、重心を下に落として下半身をしっかりと安定させましょう。上半身は声が出しやすいよう、力を抜いてリラックスします。

 

余計な力が入らないためには、練習前にストレッチを取り入れるのがおすすめです。

 

腹式呼吸をマスターする

 

次に、ミックスボイスを出すためには腹式呼吸ができるようにします。

 

腹式呼吸とは、横隔膜を動かしてゆっくり空気を取り込む呼吸法のことです。胸で呼吸をする胸式呼吸とは違い、一度に取り込める空気の量が多くなります。

 

息を吸った時に胸(肺)ではなくお腹に息が入るようにゆっくりと呼吸をします。

 

お腹に息を取り込む感覚がイマイチ掴めないという方は下記のやり方でコツを掴みましょう。

 

腹式呼吸のやり方

 

  1. 床に寝転がる
  2. 横隔膜はみぞおちから拳1つぶんくらい下のお腹に手を添えながら「ほ」の口で息を吸う
  3. お腹が膨らむのを感じる

 

ちなみに「は」の口で吸うと肺が膨らみます。これは胸式呼吸ですので、腹式呼吸との違いを比べてみましょう。

 

ミックスボイスを出すときは、横隔膜のあるおへそ周りに力を入れてキープしながら歌います。

 

喉が開いているかチェックする

 

次に喉が開いているか確認してみましょう。喉が開くと響く声が出せるようになります。

 

喉が開いているかチェックする方法は簡単です。あくびをする時のように「ほ」の口で大きく口を開けます。この時の喉の状態が開いている状態です。

 

鏡を見ながら練習すると感覚を掴みやすいのでぜひチャレンジしてみてください。

 

裏声を出す練習をする

 

ミックスボイスを出すために、次は裏声を出す練習をします。

 

地声で声を出しながらどんどん音程を上げていくと、ある一定の音から声が自然と裏返るところがあるはずです。その裏返った声が裏声となります。

 

音程を上げるときはピアノなど音を出せる楽器を使うとやりやすいですよ。

 

高い声の出し方が分からない方は、別の記事で高い声の出し方について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

 

ハミングで鼻腔に共鳴させる

 

最後に、鼻腔を共鳴させる感覚を掴みましょう。

 

そのためにはハミングを練習するのがおすすめです。ハミングとは口を閉じ、鼻に声を掛けてメロディだけを歌うことです。

 

ハミングのやり方

 

  1. 口を閉じる
  2. 鼻歌を歌うように「ん」で歌を歌う
  3. 歌いながら鼻を触ってみて、響きを感じたらOK

 

歌うときは「る〜〜〜」「ら〜〜〜」と歌うのではなく、「ん」で歌うのがポイントです。

 

声は頭の上から出すイメージで歌います。そうすると喉から鼻の奥を通って鼻腔へ抜けていきます。

 

口を開けずにやることで息や声の流れを確認できるため、鼻の奥で響いているかどうかをしっかり確認してくださいね。

 

ミックスボイスが上達する3つのポイント

 

ミックスボイスが上達する3つのポイントについて解説します。

 

①舌の位置を常に意識する

 

まずは舌の位置がいつも正しい位置にあるかを意識するクセをつけましょう。

 

舌は常に下にあるのがベストです。

 

舌に力が入っていると舌は上がってきてしまい、それにより喉が開かなくなってしまいます。

 

喉が開かなくなると息の量のコントロールや発音がうまくできないという悪循環に陥ってしまうため、歌うときは舌の位置が上がっていないかを確認するようにします。

 

②表情筋を鍛える

 

ミックスボイスを上達させるためには表情筋を鍛えることも重要です。

 

表情筋とは表情をつかさどる筋肉で、目や口、鼻などを動かす役割をしています。

 

表情筋を柔らかく使うことで高い声が出やすくなります。

 

また、筋肉が柔らかくなれば口がよく開くようになるため、発音が良くなり、声も響かせやすくなります。

 

表情筋は「あ」「い」「う」「え」「お」の口をそれぞれ5秒ずつキープしながら顔全体を動かすことで鍛えられます。大きく口を開きながらやるのがポイントです。

 

③声帯を締める

 

ミックスボイスを上達させるためには声帯を締めることも大切です。

 

声帯は喉の奥にある2枚のひだです。

 

声を出すときや歌を歌うときには欠かせないもので、人間はこのひだを振動させて音を出しています。

 

声を出さずに息を長く吐き、急に止めると喉の奥が締まる感覚があると思います。それが声帯を締める感覚です。

 

ミックスボイスは声帯を締める、裏声を出す、鼻腔に共鳴させて響かせることによって出るようになります。声帯を締める感覚を忘れないでください。

 

ミックスボイスを出す練習におすすめの曲6選

 

ここではミックスボイスの練習におすすめの曲を6曲紹介します。

 

ミックスボイスの感覚が掴めるまでは幅広い曲を何曲も歌うのではなく、3〜4曲に絞って練習するのがおすすめです。

 

気に入った曲を見つけて、楽しみながらミックスボイスを練習しましょう。

 

スピッツ/空も飛べるはず

 

スピッツの「空も飛べるはず」は一度は耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。

 

高音域での発声が多く、ボーカルレッスンでもよく使われている定番曲です。

 

この曲はコード進行がシンプルなのでテクニックを特に必要としません。ミックスボイスを出すことに集中できる一曲です。

 

柔らかいミックスボイスを使いながら歌うのがポイントです。

 

藤井風/きらり

 

「きらり」は藤井風の楽曲の中でも人気の高い曲となっています。颯爽と駆け抜けるようなさわやかなメロディーラインが素敵ですよね。

 

この曲は、地声と裏声の切り替えがたくさんあるためミックスボイスの練習にはうってつけです。

 

発声の仕方を意識して、ミックスボイスの感覚を掴みましょう。喉に力を入れすぎないことがポイントです。

 

クリスハート/I LOVE YOU

 

ミックスボイスを習得しつつ、大切な人へ向けた1曲を練習したいという人はこちらの曲がおすすめです。

 

サビではミックスボイスを使いながら感情を込めて歌い切ることがポイント。

 

サビの「I  LOVE YOU」の部分は頭の上から声を出すイメージで鼻から抜けさせることを意識しましょう。

 

LiSA/紅蓮華

 

アニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマとして使われている「紅蓮華」もミックスボイスの練習におすすめの1曲です。

 

この曲はリズムが早いためブレスコントロールが重要です。

スタッカートのように言葉を切らしながら歌う箇所と滑らかに優しく歌うところを歌い分ける必要があります。

 

サビは高音が多く出てくるため、鼻腔に音を響かせ喉を痛めないよう無理なく出しましょう。

 

Superfly/愛を込めて花束を

 

ミックスボイスを出すことに慣れてきた人におすすめなのが「愛を込めて花束を」です。

音域が広く、難易度も少し高いため初心者さんは無理をしないようにしましょう。

 

Aメロは落ち着いた雰囲気ですが、Bメロからサビに向けて盛り上がりを増していきます。

 

後半はハイトーンが続くのでミックスボイスの出しどころですね。

 

喉を締めすぎると声が細くなってしまうので身体全体を響かせることを意識してください。

 

キーが高めのため、自分が無理なく声を出せる音まで落としてから練習するのでもよいでしょう。

 

あいみょん/裸の心

 

TBS系のドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主題歌に採用されて注目を浴びた、あいみょんの「裸の心」もミックスボイスの練習に最適です。

 

地声よりのミックスボイスになるため、高すぎる声が出ないという人におすすめの1曲です。

 

あいみょんは声が太く、地声に近いミックスボイスを出すのが特徴です。あいみょんのようにハスキーな声質の人は学ぶことが多い1曲となるでしょう。

 

サビの中間あたりがミックスボイスの練習に向いています。

 

豊かな響きが大切な曲なので、鼻腔で響かせて声を出すイメージを忘れないでくださいね。

 

ほかにも「マリーゴールド」や「君はロックを聞かない」などもミックスボイスの練習にはおすすめです。

 

ミックスボイスを上達させるにはボイストレーニングもおすすめ

 

ミックスボイスを独学でやっていると、正解が分からず悩む人もいるのではないでしょうか。

 

やり方を教えてもらい、着実にミックスボイスを出せるようになりたいならボイストレーニングを受けるのもおすすめです。

 

ボイストレーニングは客観的に自分の歌や声質を聞いてもらえるので、独学では気づけなかった改善点を見つけることができます。

 

椿音楽教室では、全員プロの講師たちが指導をしてくれます。

 

ボイストレーナーはもちろん、シンガーソングライターとして活躍している人やヘビメタバンドのボーカリストなどが講師として所属しています。幅広いジャンルのボーカル専門家がいるため自分に合った人を見つけられますね。

 

全国200ヶ所以上あるスタジオ、もしくは自宅などでもレッスンができ、場所や時間を選ばず気軽にレッスンが受けられます。

 

まずは60分の無料レッスンで、ボイストレーニングがどういうものなのかを体験してみるのがおすすめです。

 

「椿音楽教室」の体験レッスンはこちらから応募できます。

ミックスボイスの出し方をマスターして気持ちよく歌を歌おう

 

この記事ではミックスボイスの出し方や感覚を掴むためのコツ、上達するポイントについて解説しました。

 

ミックスボイスが出せるようになると曲のレパートリーも広がりますよね。

 

ミックスボイスは正しい練習方法で長期間取り組みましょう。すぐに習得できるものではないのでコツコツ練習することが大切です。

 

一人での練習に限界を感じたらプロから意見をもらうのでも良いでしょう。

 

この記事を参考に、ぜひミックスボイスが出せるよう練習してみてください。

 

ミックスボイスに関するよくある質問

 

Q1:ミックスボイスの練習方法は?

 

ミックスボイスを出せるように、練習する際には以下のポイントを意識しましょう。

 

  • 舌の位置を常に意識する
  • 表情筋を鍛える
  • 声帯を締める

 

Q2:ミックスボイスの出し方は?

 

ミックスボイスを出すには、ミックスボイスの出る感覚を掴むことが重要になります。感覚を掴む際には、以下のポイントを意識すると分かりやすいですよ。

 

  • 身体全体がリラックスした状態か確認する
  • 腹式呼吸をマスターする
  • 喉が開いているかチェックする
  • 裏声を出す練習をする
  • ハミングで鼻孔に共鳴させる

 

Q3:ミックスボイスは誰でも出せるの?

 

継続的に正しい練習をすれば、誰でも出せるようになります。自分の声質を理解して、その声質にあわせた練習をすることが重要です。

この記事を監修した講師

松木翠

松木 翠 湘南生まれ。代々木マックミュージックスクー ル ボーカル科在学中にソロ活動を開始。R&B、POPS、 FUNK、レゲエなど多種多様な音楽に触れる。後にJAZZに出会い、橋爪亮督氏(sax)、五十嵐たかし氏(guitar)に音楽理論及びイヤートレーニング、鈴木雅美氏(声楽)、LUNA氏(vocal)にボイストレーニングを学ぶ。現在都内、横浜のライブハウスを中心に活動中。 また、大手ボーカル教室のチーフインストラクターとして月間70名以上を担当し、関東圏でトップの成績を打ち出す。その功績を認められエリアマネージャーとしてインストラクター教育にも力を注いだ。10年間在籍の後に独立。 現在は都内・川崎・横浜近郊・湘南方面でボイストレーナーとして活動中。元整体師という経歴を生かし、ボディスキャニングを発声に取り入れた指導により「喉を痛めず、気持ちよく歌えるようになった」と好評を得ている。また、曲の歌詞についてどう思うか等のディスカッションを行う等、型に捉われず音楽の楽しさを共有できるレッスンを心がけている。

楽器

ボーカル ・ボイストレーナー

【松木翠先生監修コメント】

紹介したポイントをひとつずつ押さえて練習すれば、少し難しいミックスボイスも無理なく出せるようになります。 ただ苦しさや痛みなどの違和感を感じたら無理に声を出そうとせず、ボイトレを受けてみるなどプロのアドバイスなど参考にするのもオススメです!

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